”自分のペースで”からの脱却を目指す

今日はテスト対策&受験対策、、、慌ただしい日でした。

中3生、大丈夫か?

テスト対策も受験対策も、この一言に尽きます。

来週がテストですが、基本の部分の理解がまだまだおぼついていないようです。

ちょっと覚えれば済むことですし、むしろ学校で習っていますから分かっているとも思うのですが、それでも基本を質問してくることにこちらの感覚とズレがあるようです。

どれだけ仕上げられるか、ここから勝負です。

今日の受験対策では、「ゆでガエルの法則」について話しました。

大人になったら一度は聞いたことがある寓話ではないかなーと思いますが、どうでしょうか。

最初は水につかっていたカエルが、水温が上がっていっても見て見ぬふりをして、気が付けば熱湯になりゆでガエルになってしまうことから、環境の変化に対処していかないと大変なことになるという話です。

勉強において、この法則にあてはまる代表的な2つの例を伝えました。

どちらも、生徒たちの中にゆでガエルになりかけている子がいるので、気づいてほしいなという想いを込めました。

1つ目の例は、あるグループ内において、上位の子が少ない時、周りの子の点数が低いことに目をつけて「あの子はやっていないしできていないからこれくらいでいいか」と思い、楽なほうへ流れることです。

当塾のような個別指導では、学力の高低関係なく通っていただいています。

本人の考えにもよりますが、点数がある程度取れていて、ある程度プライドがある場合、ゆでガエルになる可能性が高くなります。

理由は、周囲の子がコツコツ頑張っている姿を認めたくない、あるいは「自分はコツコツやらなくても点数が取れるのよオホホホホ」という考えがうっすらとでもあるからです。

その子の発言を聞いていたり、友達と話している姿なんかをみると、容易に想像がつきます。

いまだに夏期講習の課題を出していない子がいるのも、周囲の努力とは裏腹に、「自分はやらなくても大丈夫だろう」とか、「めんどうだからやらない」と楽なほうへ流れています。

おそらく自覚はあると思いますが、こちらが言えば言うほど、やらないでそのままふたをしてしまうのですね。

そしてこの2学期後半に上がっていく難易度に、手が届かなくなっていってしまう、、、そんなゆでガエルです。

2つ目は、タイトルにもある”自分のペースで”です。

よく、個別指導塾のチラシやらHPに、「その子に合わせた指導」という文言があります。

とても聞こえが良いです。

もちろん、ルーツもしています。

ただ、数年前からそこに疑念がわいてきました。果たして、その子に合わせたペースが、正しいのかと。

字を書くペースがゆっくりでも、基本がわからなくても、その子のペースに合わせるのかーと思うと、なにか本来の勉強の目的から外れていく気がします。

基本は、学校で習っていますから、学校で完結してくれれば塾に通う必要はないわけですし、字を書くペースは本人が意識して「スピードを上げて書こう」と続けていると、早く書けるようになってきます。

悪いわけではないけど、そのマイペースを続けて、入試に太刀打ちできるのかといえば疑問です。

字を書くスピードがゆっくりだったから、テストで解ける問題も解けなかった、最後までたどりつけなかった、そうしたことは起こりうることです。

そうしたマイペースをそのままにしていると、一つの区切りである入試で自分の実力を出し尽くすことができなくなってしまいます。

自分のペース=マイペースを、ハイペースに、今持てる最大のペースにしていくことで、マイペースは上がっていきます。

”自分のペースで”からの脱却を目指してほしいです。

周囲の変化、難易度の変化についていけるように、周囲に流されることなく自分の中で「もっとやろう」「もっと速く」を追い求めてほしいものです。

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