いかに一人で考えられるようにするか

土曜日に行ったテスト直しを、各自進めています。

むずかしめに作成しているので、点数が思うように取れていないのは想定内、点数よりも間違えた部分にスポットを当ててほしいです。

テスト本番でそれらができるようになっていれば、おそらく本番でも良い点数が取れるものと考えます。

一つ気になることは、直しをしているときに、先生の次の発言を待っている子たちです。

答えまで導いてあげることもできますが、それでは生徒自身は何も考えず、先生の言葉を待つ指示待ち人間になってしまいます。

指示待ち人間でいると、だれかに引っ張られないと行動がなかなかできず、”考える”という行為もできません。

今はそれでも問題ないですが、たとえばそれこそ昨日書いたような上位校を目指したり、部活でもレベルの高い高校を目指すのであれば、余計「自分で考えて行動しなさい」と言われるはずです。

大学では、授業を自分で決め、毎回授業の休みがないか、教室変更はないかと確認し、自分で行動する必要があります。

少し話がそれましたが、、、解説をするとき、極力自分で解いてほしいという目標を持っているので、わざと途中までしか説明はしません。

ここまで説明したら、そこからはやってみてほしい、やったらできるのではないか、そう思っているからです。連立方程式の利用も、式を組み立てる部分でひっかかるはずなので、そこをある程度まで一緒に進め、計算は任せるという具合です。

教えていて一番難しいのは、タイトルにあるように「いかに一人で考えられるようにするか」です。解説を聞くのは結構ですが、できるようになるのは生徒本人です。

説明を止めた時点で、まずは自分でやってみようと考えて、「これはこうだからこうかな~」と解いてもらえるようになるのにとても時間がかかります。

説明を続けて答えを出したときに、「なんだそういうことか」となるってことは、だいたいのケースにおいて上記の「説明を止めた時点」で解いていればできていたはずです。

その証拠に、「説明を止めた時点」から、一つ一つ生徒に確認していくと、ふつうに答えられているのですよね。

自分から”こうしたい”、”できるようになりたい”と思うところから、すべては自分の意志が働きます。主体性というやつですね。自主性を持つとも置き換えられるでしょうか。

ゴールとしては、解説をするのは学校ワークでいうところのC問題レベルで、あとは極力自分で解けるようになることです。

自主性が持てるようになったら、部活でもとても活きてくると考えます。

TOMORROW IS ANOTHER DAY.