応用問題を解く入り口

応用問題は、まず文章が長く、理解するだけで一苦労だと思います。

ちょうど数学では、二次方程式の利用を終わりかけている状態で、時間を作って応用問題に取り組んでもらっています。

そのさい、解くうえで最初にしてもらっていることがあります。

それはそのまま応用問題の入り口になるのですが、「問題文に沿って図を描く」ということです。

文章を図で目に見える形にするだけでも、気持ち的には楽になります。そこに問題文のヒントを書き入れていくことで、自分なりの攻略法の一つが見えてくるのですよね。

また、図を描くことで、”手が止まる”という状態が少しなくなります。

どうしても、手が止まると、他ごとを考え始めてしまいますし、考えることすら止まってしまうこともあります。

まずはそういった状態を改善することが、応用問題を解く入り口になります。

図を描くことすらやらない子が多いですが、総じて点数は取れていない傾向にあります。

苦手だからやらないのか、めんどうだからやらないのか、図を描きたくないのか、、、マイナスな理由を探せばこんな言葉がでてくるでしょうか。

そんなときはあえて、言葉を封印してやってみることです。

今家で読み進めている本がありますが、そこにも「試してみることに失敗はない」と書かれています。

まずはやってみて、うまく描けなくて問題ないから、まずは描いてみて、そこから問題を読み解いていくことで、「応用なんかできるかい」から、「あれ、もしかしてできるかも」という考えに変わるタイミングがでてきます。

いつもはこちらから「こうしたら」「ああしたら」とアドバイス的なものを伝えていますが、自分なりにも「こうしてみようかな」という考えを持つだけで、勉強に対する意識は大きく変わると思います。