毎年思う基本の大切さ

今日は祝日、成人の日だったんですよね。

塾生の中には、朝からカラオケに行って少し寝不足だからと、立って授業を受ける子がいたり(笑)、中3でたしざんや小学校で習った英単語を間違えたりする子がいたり・・・。

週の初めから、インパクトのある授業でした。

安定しているのは小学生でしょうか。よく考えて問題を解くようになり、段階を踏んで導く問題も、スムーズに最後までたどりついて正解できていました。

学力が伸びてこない原因の一つに、「基本が身についていない」というものがあります。

今日授業をした小学生は、小数の割り算の計算で、小数点の位置がズレていることが数回ありました。

最初に移動して小数点を書いておくとミスも減りますが、どうしても頭の中で点をおいてしまうのですよね。

その場合、ルールを作って身につくまで練習していくことで定着につながります。

中学生でも、受験生でも、たとえば円周と円の面積の公式がパッとでてくればスムーズに問題が解けますし、ちょっと前に習った相似比と面積比の違いを覚えていれば引っかかることはありません。

いずれも公式ですし、問題を解く基本となるものです。

毎年思いますが、基本の大切さを非常に感じます。基本を何度も徹底して身につければ正解する問題って、実は多くあります。

今日の授業でも伝えましたが、テクニックを優先して覚えようとする子は、受験のこの時期、相当苦労します。

例えるなら、立派に見える家が、実は土台が砂でできていた、そんな状況でしょうか。

スラムダンクでは、バスケシロートの主人公が、体育館の隅でひたすら基本のドリブルやシュートなどをやっている(やらされている?)場面が出てきます。

でも、それがあったからストーリーの後半では、主役として活躍するシーンが多くありますよね。

なんだかゴリのセリフみたくなっていますが、勉強を通して、基本が大事だということを分かったうえで、たーくさんの可能性がある自分の人生を進んでほしいです。