昨日のことですが、小学生と算数の授業をしていました。私の感覚では、計算は非常によくでき、図形も解く力があります。唯一、文章題においてちょっと弱いかな、説明してもなかなか理解がついてこないかなという印象です。
ただ、昨年は教科書準拠と並行して、国語も算数も実力問題を解きに解きまくってもらいました。
最初はなかなか手付かずでしたが、それでも1年間よく考えて問題を解いてもらった結果、文章読解という面ではかなり伸びたようです。
本人はあまり実感がないようでしたが、そのおかげか、昨日の算数では、文字と式の問題、ほぼ満点でした。学校のテストでも満点が取れていたので、よく理解できている証拠です。
[1本80円のペンをa本買って、1000円出したときのおつり]という問題、パッとできていました。
あくまで私の経験則ですが、文章読解の能力がない子は、答えは80a-1000(円)としてしまうケースは多いです。
答えは逆の1000-80a(円)です。おつりをもらうのですから、1000円から80aという買う金額をひいてあげるという考えです。
パッとできたということは、ちゃんとおつりをもらうというイメージができている証拠ですし、なにより文章がよく理解できているということです。
まだ上に中学生のお子さんがいないご家庭は、特に覚えておいてほしいのですが、、、
小6の算数は、ほとんどの単元で中学の内容に直結しています。
たとえば上記の文字と式・・・これは中1の1学期後半に習う文字式、2学期や中2・中3でも習う方程式に当たります。比例・反比例なんてものもありますし、線対称・点対称の単元は中2で習う合同、中3で習う相似につながります。まだまだ他にも。
ちなみに言うと、小5で習った割合は、文字式や方程式で使うので、これが理解できるのとできないのとでは、やはり進み具合も大きく変わってきますね。
また、いまだに整数-分数の計算でひっかかる中学生も半分くらい見かけるので、そういった基本の計算も必要です。
まあ、何が言いたいかと言えば、小学生でも「今のままじゃまずいから塾に行ってできるようになりたい」という想いがあるなら、塾に通ったほうがいいですね。
タイミングとしては、わが子が「塾に行きたい」と言ったときが良いと思います。
計算力や漢字力を鍛えるなら公文で十分かなと考えますし、上記のような文章問題の考え方を教わったり教科書に沿った指導をしてほしいなら、やはり塾に通うほうがいいです。
小学生のころの内容がしっかり覚えられていれば、中学に入ってやり直そうと思うならやり直しは本人の努力次第で十分に可能です。
小学生の内容をおろそかにしているなら、中学生になってついていけなくなるのは、目に見えて分かると思います。
タイトルにもあるように、国語と算数はつながっています。理科や社会も、設問の文章が長いときもあります。そこで理解ができないと、問題を解く以前の話ですよね。
以前勤めていた地域は、小学生から通うのが当たり前の地域だったので、そういった影響もあるかもしれませんが、旭中・西中の定期テスト問題は数年前に比べて難化してきているのは事実です。
そういった面も含め、小学生のうちに勉強の準備をしておくことも必要です。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.