大切なのは、その問題が”どういった解き方を必要とするか”を理解すること

私立入試まであと5日、、、ルーツでも私立推薦入試を受験する子がいますが、かなり意識しているように感じられます。

とはいっても、思いつめる様子はなく、今年は意外と良い意味で言えばナーバスになる子が少ないのかなと感じます。

悪く言えば図太いでしょうか(笑)

ただ、まだまだ見受けられるのが「見間違え」と単純な「計算ミス」です。

その1問が合否に直結するぞ!とは、毎度のように伝えていますが、そこへの意識はもう少し高めてほしいものです。

上位校を目指すほど、1問にかかるプレッシャーと合否判定は大きくなります。

最後まで、そこにこだわって導いていきたいと考えています。

・・・入試過去問を一緒に解いたり解説をしたりしていると、ふと気づかされることがあります。

それは、「聞く耳がある」ということです。

人間に備わっている”耳”ではなく、あくまでだれかが話すことを吸収し自分の中に取り入れるという意味の”耳”です。

国語力ともいうでしょうか。文章から判断するなら、読解力ともいえます。

入試問題は、難易度の高い問題ばかりです。

分からないなーと思って解説を読んでみると、なおさら??マークが頭に浮かぶことは容易に想像できます。

そこで必要になってくるのは、読解力です。

この解説が、何を言っているのか、どのように解くのか、文章から読み取って自分の中で「こういうことか」と理解ができれば、読解力があるということになります。

すべての問題でそうできれば問題ないですが、上位校になればなるほど、自分ひとりの力で理解できない問題が出てきます。

「解説を読んで分かった」という言葉がチラホラでてきますが、それは「分かった」うちに入りません。

なぜなら、同じ問題、あるいは類題は出題されないからです。

大切なのは、その問題が”どういった解き方を必要とするか”を理解することです。

解説に書かれているかもしれませんし、自分で気づく必要があるかもしれません。

でも、その部分が理解できるようになったら、合格まで近くなってきます。

もちろん塾生たちにはそうしたことを伝え、「こうやって解くんだ」という解説もしっかりしたうえで、その問題の核となるポイントを話しています。

余裕なんてありません。

最後まで必死に、全精力を尽くしてやるだけです。