昨日のニュースで、テニスの錦織圭選手が、
全米オープンでおしくも準決勝で敗退してしまいました。
準々決勝では、オリンピックで金メダルを取ったアンディ・マレー選手に、
4時間の激闘の末に勝利していたので、ここまでよくがんばりましたよね。
テニスは、1ゲームごとにインターバルの休憩はあるものの、
ここで集中を切らしたら、一気に試合を決められてしまう、個人種目です。
プロスポーツなど、レベルの高い試合になると、
プレーだけでなく、頭もとても使います。
体を動かしつつ頭を使うとなると、勉強をするときの、倍の負担がかかりますよね。
でも、相手に勝つためには、必要なんです。
最近は、多くのデータも活用されて、より頭を使ってプレーすることが求められます。
よって、何も考えずにプレーするだけでは、
高いレベルでのプレーはできないということになります。
本能だけですべてカバーできればいいですが、なかなかそうもいきませんからね。
塾でも、ときどき「クラブチームに入っているから、勉強はそこそこでいい」
というお考えの親子がいます。
クラブチームに入るくらい力を入れるのであれば、なおさら勉強に力を入れないと、
高校に入ってから苦労するか、ついていけなくなると思います。
たとえば陸上なら、「より速く走るために、自分には何が必要なのか」ということを、
考えに考え抜ける努力があれば、自身の力も伸びていくでしょう。
野球でも、監督やコーチからアドバイスされていることが分からないと、
結局プレーに活かせないですよね。
指示されたことができずに結果が出なければ、信用されません。
これは、国語でいうところの読解からつながっていきますね。
また、打者によって、守備位置を変えるのは当然のことですが、
それもしっかり考えてポジションを取らないと、アウトにするための配置が、
逆にヒットを与えるための配置になりかねません。
スポーツで勉強を活かすというのは、「考えて結論を出す」ことです。
自分なりにこう考えてこう動いた、というのなら、記憶にも残りますし、
あとから反省できます。
何も考えずに動いたのなら、「そのとき何を考えていた?」と言われても、
答えられません。
考えてプレーすること、そのためにも、部活などで忙しかろうが、
勉強は大事なんですよね。
そこを甘やかして、「部活で疲れているから、勉強はあとでいいよ~」なんて言うと、、、
勉強から喜んで背を向ける子になってしまいます。。。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.