教わった通りにまずは解く!

数学は、わりと計算だからと途中式を省く子が多いです。仮に途中式を書いていても、一番大事な部分を省略しているから、結果間違ってしまうというケース、多々あります。

中途半端に計算が得意な子ほど、そうする傾向ですね。

ということで、今年度はより途中式に重きを置いて解いてもらうようにしています。例題を解くときから、問題を解くときも、常に途中式を監視・・・ではないですけど、じっくり見ています。

やはり、途中式を丁寧に一つずつ書いてもらった方が、正答率は高いです。ちゃちゃっと書いて間違えて直すより、一発で正解した方が気分がいいですし、自信もつきやすいですよね、「よし、これは大丈夫だ!」って。

とても分かりやすい子がいるのですが、宿題では問題の式も途中式も書かずに解いてきて、結果間違っていました。そのあと、”ちゃんと”途中式を書かせて、丁寧に解いてもらうと、正解しているのですよね。

おそらく書くのがめんどくさい、もしくは早く終わらせようとして、頭の中で計算して答えを出してしまいがちですが、通用するのはせいぜい小4くらいまででしょうか。

小5では、円周が出てきて、割合を習って、ひっ算を必要とする場面が多く出てきます。

ちょっと複雑な、めんどくさそうな計算をいかに丁寧に正確にできるかって、とても大事なんですよね。小学校ではそこまで徹底的に復習をしたりできるまで繰り返したりということはないので、なおさらなあなあで済まされがちです。

できれば小5くらいから塾に通って、国語なら漢字と文章を読む力、算数なら計算をたくさんやったほうが、中学に上がったときにする苦労は半減すると思います。

中学で数学が苦手な子は、小学生の算数でつまずいていますし、そもそも計算のやり方が分かっていないケースも珍しくありません。たす・ひくとかける・わるが一緒に出てくる四則演算ができないのは、その代表的な例ですよね。

そういった部分、公文でもカバーできない部分は、やはり塾でちゃんと指導してもらったほうがいいです。

後回しにしていくと、中1の2学期にはすでに50点以下とつまずいてきます。

一人でやろうとするときは、基本に忠実に、先生の言うとおりにまずはやってみることです。自分流に解くのは、その流れを身につけた後で、「このほうがやりやすいかな」と見つけられたときですね。

TOMORROW IS ANOTHER DAY.