今日の数学は、塾生たちがやってきてくれた宿題がよろしくなさすぎて涙がちょちょぎれそうです。
いつもほぼ全部正解ならば、あまり多く宿題を出す必要もないのですが・・・、同じ問題ばかりやっていると飽きて間違ってしまうのか、それともやり方を理解していないのか。
今年からの取り組みとして、間違えたら☆印を打つようにしていきました。以前はやっていたのですが、授業中の手間とてんびんにかけて、最近はやめてしまっていたのですね。
ただ、次回の授業につなげること、テスト前にちょちょっと確認する問題として、印を打った問題を解けば、間違えた問題がもうできるんだと自信になります。
最近、”麹町中学校”が話題です。東京都は千代田区にあり、皇居にもほど近い場所です。そこの校長先生が、「宿題や定期テストの廃止」を掲げていることで、とても注目を浴びています。
先日放送された”林先生の初耳学”でも、林先生と対談されていました。
どうやらそれを見ていた生徒の一人が、「テストなんてなくていいじゃん」なんて考えをちょっと持っていたようで、それをどう説明して真意にたどりつかせるかを考えていました。
定期テストで評価をし、授業態度で味を添えるような現行システムを変えることって、かなりふりきった考えですからなかなか難しいのではないかななんて思っています。
塾単体としては、学校の先生がどういう評価をし、点数重視なのか授業態度重視なのかによって生徒に話をしています。それこそ教科別に。
もし中学校で評価方法の変更があれば、それに合わせてこちらも指導を変えていく必要があると考えています。
麹町中学校の工藤校長がおっしゃるには、「宿題の目的は解き方を定着させるため」だそうです。全くその通りですよね。定着していれば、その単元の宿題を出す必要はありません。
宿題を見ていて、「あっ符号が違ってる」「おや、文字に2乗が書いてないではないか」なんて話がよくあがりますが、「テストなんてなくていいじゃん」という子に限ってそういったミスをしてしまうのは偶然ではありません。
そう考えると、ルーツでも「宿題をなくして単元ごとに小テスト」を実施するのもアリかなと考えます。案の一つとしてですけど。ただ、宿題をやってもらおうと、なくして小テストに変えようと、定着していなければやらせる意味に欠けます。
もう一つ、工藤校長は「勉強はやらされているうちは伸びないですよ」とのこと。120%共感ですね。
いくら私たちが問題を解かせようと、親御さんが「勉強しなさい」と言おうと、「やらされている感」があるうちは伸びません。
塾に入っても、自分からやろうとする子は伸びますし、ミスが多く、修正をしようとしない子はまだまだやらされ感ばかりで伸びません。それは塾生たちを見ていても明らかです。
では、どうしたら「やらされている感」が変わるか。
答えは無数にあるのでしょうが、よく言うところでは「小さな成功体験を積み重ねる」「ライバルを持つ」「やる気スイッチを入れる(笑)」などがありますね。
なにかキッカケがあるといいと思います。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.