これはルーツに限らず、おそらくどの塾にも言えることだと思います。
丁寧に教える、、、その理由は、素直に「生徒が一人でできるようになるため」です。
もちろん丁寧に説明しすぎて説明が長くなると、生徒たちは途中で、左から右へ抜けていきます。
中学生くらいなら、まあ真剣に聞いてもって15~30秒でしょう。集中力がない子だと、おそらく10秒にも満たないのではないでしょうか。
だから、極力説明を短くしたり、ホワイトボードなどを使用したりして、耳で聞くだけでなく、目で見て理解してもらおうと考えて教えています。
ただ、「生徒が一人でできるようになるため」に教えていて、ホワイトボードに解き方を書き記しているのにもかかわらず、生徒が「ノートにメモするんですか?」なんて的外れな質問をしたり、途中でメモを最後まで書かなかったりするのは、何を考えているのだろうかとさえ考えてしまいます。
それで問題をスラスラ正確に解くことができるのならば、こんな記事は書きませんが。
こういった様子の子にある程度共通することは、「国語力が弱い」ということです。
冒頭に書いたように、説明がちょっと長くなると生徒の耳に入らなかったり、指示自体が伝わっていなかったりするケースが多いです。
そうすると、英語で言うところの長文読解や、数学で言う証明や「説明しなさい」系の問題、手につかないです。
国語は、どの教科でも一番の土台になるものです。「問題文の意味が分からない」と嘆くのは、国語力が弱いその典型的な例です。ですから、ワークにある文章から何度も読み直して理解を深めることから始めてほしいですね。
成績が上がるときって先生が教えて、それに対して生徒がその倍以上に正確に解ける状態を返してくれる時だと感じます。
倍以上に正確に解ける状態になっていると、こちらも嬉しいですし、成績は上がりますし、なにより生徒自身が「勉強やってる感」がすごくでると思います。
あくまで、生徒自身が一人でできるようになってほしいがために丁寧に教えているので、それに対して上記のような質問や、メモを最後まで書かないなんて言語道断ですよね。
ただ塾に通うだけの生徒や、こちらの話や説明を聞かない子は、ルーツには要りません。「ちゃんと勉強して成績を上げたい」「志望校になんとしても受かりたいから必死に勉強する」子のために時間を使いたいと考えます。