くり返し解く意味

テストまで残り数日となってきて、ようやく質問する回数が増えてきました。

こちらからの声掛けに反応してくれたということもあったでしょうか。意外と、分からない問題をそのままにしているケースって、あると思います。印象的には、男の子が多いでしょうか。

勉強は、高校に入っても、大学進学にしろ専門学校で専門的に学ぶにしろ、ずっと続いていきます。

もちろん、私たち自身も、日々どう教えたら分かりやすくなるのか、どうしたらもっと勉強に集中できるようになるのか、どうしたらこの子の力をもっと引き出してあげられるのか、考えています。

この年になっても、まだまだ勉強です。

だから、志望校がようやく決まった、高校から声がかかっている、なんてことだけで勉強が手につかないという状態にだけはなってほしくないです。

大事なのは入ってから活躍できるか、充実した生活が送れるかどうかですからね。

さて、様々な生徒から、分からない問題について質問をもらい、答えています。ある子は、数学の応用問題についての質問でした。いわゆる学校ワークのC問題ですね。

関数と図形が混ざった問題ですので、数学が得意な子、関数に対して相当訓練している子でないと、なかなか太刀打ちできません。

ということで、問題に対する目の付け所と、解く順番を番号をふって解説していきました。

番号でふって教えていくと、自然とイメージができるようになるのですよね。

そうやって答えまでたどりつくことができたのはいいですが、問題はそこから。解いた本人の表情があまりよくありません。最後までたどりついたはいいものの、なんとなく自信がないように見受けられました。

そこで、繰り返しの出番です。もう一度、自分で一人で解いてもらいました。図を描き、番号をふって、わたしと一緒に解いた通りにできているかの確認です。

どうやら、無事に最後までたどりつき、先ほど教えたときよりも表情が非常に良いように感じました。

くり返し解く意味は、まさにそこにあるのですよね。分からない問題を、解説を読んだり教わったりして、一人で解いてみる。そこで最後まで、正しい答えまでたどりつくことで、自信がつきます。

自信がついて来たら、それだけで解く前とは全然違った印象になるのは、当然です。

まだテストまで日があるので、一人でできるようになることを意識して、問題と向き合ってほしいです。

分からない問題は、質問に来ることです。