勉強は信用を得るためにあるのかな

中3ボーイの弟が体調不良になったとのことで、ボーイから「僕はピンピンしているのですけど、弟が体調不良になったので今日は休みます」という連絡が入りました。

もしかしたら自分も移っているかもしれないし、塾で広げてしまうかもしれない、先生たちにも移してしまうかもしれないという、本人の気遣いによるものだと察します。

中学生で、これだけの気遣いができる人間って、めったにいないと考えます。それだけ、人としての礼儀が大人並みにしっかりしているということでしょう。

クラブチームでキャプテンを任されているそうですが、納得です。

塾がない日でも課題を提出するだけのために塾に来てくれたり、テスト前は自習だけのために塾に来ることもしょっちゅうです。学校でも人気が高いだろうなと思いつつ、先生からの信頼も厚いだろうと容易に想像がつきます。

また、少し遅れましたが、小学3年生へハロウィン菓子をプレゼントしました。親御さんもおっしゃっているとおりコツコツまじめに取り組んでいる子なので、ちょっとお菓子の数をはずんであげて。。。

井上先生が渡したとき、すぐに「ありがとうございます!」と明るく言ってくれました。

こうした礼儀は、小学生でも恥ずかしいのかありがたみを感じないのか、言わない子もいます。でも、感謝って人と人をつなぐ言葉だと思うのですよね。

中学生ともなると、軽い会釈だけで済ませる子が出てくるので、最低限こうした礼儀や感謝を口に出すということは、続けてほしいと心から思います。

一方で、10月15日に設定したテスト直しの課題が、いまだに提出できていない子もいます。

非常に残念ですし、体調不良で休むのももちろん承知し、体調を万全にしてほしいと思いつつ、どこかで「体調不良はホンマかいな」と考えてしまう自分もいます。

冒頭で書いた中3ボーイと比べるまでもないですが、提出期限までに間に合わせようと取り組む姿勢や、コツコツ勉強する努力を考えると、勉強する理由はいくつもありますが、その中の一つに「人からの信用を得るため」なのかなと少し思いました。

なにかと理由をつけて逃れようとするなら、それだけの信用でしかなく、「自分をわかってくれない」と言っても分かろうとしてくれる相手さえ振り回すだけです。

仕事として働く中で、「信用」ってつきものです。締切にしかり、提出する書類にしかり、信用あっての仕事・会社です。

そう考えると、勉強が本業の中学生や高校生は、信用を得るために勉強するという考えを持つのも一つかなと考えます。