「確実に覚える」という言葉の差

テストが終わり、各自反省や感想などを話してもらっています。

点数が悪かった子に共通する言葉として、「ちゃんとやったつもりだったけど思ったより取れなかった」があります。

おそらく、本人なりに「ちゃんと勉強したんだけどなー」という思いが強く入っています。

また、この言葉を言われると、なかなか反応に困る親御さんもいるのではないでしょうか。

いやいや、それでこの点数ってどういうことよ、と。

生徒の言う「ちゃんと勉強した」と、私たちや親御さんの思う「ちゃんとやった」は、おそらくかなりの差があると思います。

私たちが思う「ちゃんとやった」は、確実に覚え、テストでできるように練習した、までが入ります。そうすれば点数は取れるはず、いや取れるでしょ、と考えます。

生徒たちは、「まあイケるでしょ」「ワーク解いたし丸付けもしたからOK」と考えているはずです。

この差はなにか、、、ズバリ、「確実に覚えた」という経験の差です。

大人になれば、確実=100%です。対して、子どもたちは確実=100%とは限らないということです。

具体的に言えば、「覚えた」という言葉を、私たちから見れば「覚えたつもり」の状態で使っている子は結構いるはずです。

この差がとても大きいことは、ふつうに考えれば分かると思いますが、実際に「がんばったけど点数が取れていなかった」子は、上記の状態なのだろうとすぐに分かります。

ここで、再確認です。

「覚えた」とは、いつでもどこでも聞かれたらすぐにパッと答えられることです。「えーっと・・・」5秒続いたらまだ確実ではない証拠、まだ覚えたつもり状態です。

暗記をするということは覚えるということですので、1つの語句や単語に対して、どれだけすぐにパッと言えるか、言い続けられるかです。

それを英語や社会、理科や漢字などでそれぞれ実行していくと、点数は自然と上がります。

TOMORROW IS ANOTHER DAY.

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