授業をしていて、1ページまるまる問題を解かせるときがあります。集中が持続する子に限りますが、「ハイ、このページを全部」と指示を出します。
そうなると、マル付けも1ページ行うので、意外と時間がかかります。そのときの生徒の様子を、マル付けをしながら見るのですが。。。
「その時間がもったいないから」と、英単語をテストするために覚えているのですよね、ボーっとすることなく。
そういった姿勢は、とても立派だと考えます。塾に来ているのだから、ちゃんと勉強しようという意志がバンバン伝わってきます。そういったちょっとの積み重ねが、実力をつけるベースとなっているのは、言うまでもありません。
時間を効率的に使うというのは、大人になってとても大切なスキルです。私たちが思うのは、勉強は長い時間をかけてするものではないということです。
長い時間をかけるというのは、一見がんばっているように見えますが、中身が抜けることは多いです。よほど受験期や試験間際でない限り、あまり集中できていないようにも感じます。
特に勉強に対しての意識が低い子ほど、こう考えている傾向はあるのではないでしょうか。
ならば、塾の授業55分内、90分内でとにかくできるようにする、忘れないようにすることができれば、宿題も解き方を忘れていないから早く終わるはずです。
長くやろうとするから、逆に集中が持たずにダラダラになってしまい、結果ミスが多くなると考えます。
勉強は、最初は短く集中して覚えるのが一番頭に入るものだと思います。長く集中できるのは、本当にトップクラスの中でも一握りではないかと思えるほどです。
一つに時間がかかって手が止まりそうなら、ちょっと気分を変えて別の教科に切り替えるなどして、今自分がやれそうなこと、こなせそうなことを進めていくことですよね。
現代社会では、残業に対する見方がシビアになっている・・ということは、時間内に仕事を終える必要があるとも言えます。
そのためには時間を効率的に使う必要があり、今そういうスキルを身につけておけば、大人になってもずっと使えるものなんですよね。
高校合格はあくまで一つのゴールです。あくまで、高校に入ってもついていける勉強のやり方を身につけてほしいというのが目的だと思います。中学で塾に通う目的は。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.