勉強は長くやらないと力がつかないと思っているのではないか

比較的どの生徒にも言えることですが、問題を解くスピードや文章を読むスピードがゆっくりな子は、学力はあまり高くない傾向にあります。速すぎても正確に読んでいない可能性もありますが。

テスト1週間前になり、ほとんどの子が学校ワークを終えていることは、よくがんばっているなという印象を持ちます。現在は模擬テストの直しを進めている最中、解き方や順番などに重きを置いて解き直してもらっています。

そこでも、やはり「時間」というのは一定のキーワードになってきます。

テスト前になると、ふだんとはどうも状態が違う子もでてくるのですよね。今まで順調に来ていた子が、ここへきてミスを連発し始めたり、理解できていたことが抜けてきたり・・・。

そういった部分をカバーすることに時間をかけると、こちらが最後の仕上げでやりたいところに時間を割くことができなくなります。

演習している姿を見ていても、時計をチラチラ見たり、なにかと手が止まっている子は、やはり時間がかかりすぎています。それらが改善されると、より時間も効率的になってくると思いますね。

そして結構重要だなと思うのが、「勉強は長くやらないと力がつかない」と考えている子が多いのではないかということです。

おそらく、「勉強をしなさい」という声が積もりに積もって、「ずっと机に向かっていないといけない」という考えになり、結果机には向かうけど手は止まったままという状態が生まれるのかなと考えます。

勉強は、問題を解けば解いただけ力になっていくと思います。ですが、そこに”長い”時間は必要ないと思うのですよね。集中できなかったら、長くやっていても身になりませんからね。

そして中学生でダラダラやっているのは、そういったクセがついてしまっていることです。

それらを打破するには、、、時間で区切ることです。10~15分で。

それを1セットにして、1日3セットとか、5セットにすることで、身になる勉強になってきます。

テスト1週間前に言うことでもないですけど、そうやって集中している状態を保って勉強してほしいですね。

TOMORROW IS ANOTHER DAY.