早押しクイズのようになってはいけない

久しぶりにボディメンテナンスに行ってきました。簡単に言えばマッサージです(笑)

井上先生に担当してもらった方は、私もやってもらったことのある方で、あまり話さない方だと思っていましたが、なにかのキッカケでスイッチが入ったのか、終始井上先生と話していました。

一番印象に残ったのは、バリバリ仕事をしていた友人の話でした。休みは週に1回で、話をしてくれた方との収入の差も大きかったようです。

コロナ禍で一気に仕事が減り、他に仕事をしようにも正社員のためにアルバイトなどできず、資格を取っていないために副業などもできず、ついには収入も逆転したという、ウサギとカメのような話でした。

彼が言うには、「あくまで本人がどういった考えを持っているか次第」との前提の上で、

「友達は正社員で、1点集中のようにその仕事に懸けていた。だから他の仕事はできない。対して自分は自営業という、自分が好きで始めた仕事で、こんな状況下だからちょっと他の仕事をやってみることができたし、資格があるからもし今がダメでも再起できる」

ということでした。

なにかここに、中学生も考えてみるべき仕事との向き合い方のポイントがあるような気がします。

今までであれば、大学を出て、それなりに、あるいはとても有名な企業で働くことが目標とされてきました。おそらく親御さんの考え方もそうであろうと容易に察しがつきますし、その考え方は私も持っています。

ただ、今年のようなことが、もしかしたら今後出ないとも限らない。未来のことはだれにもわかりませんし、もうないかもしれませんけども。

そのときに、なにか手に資格があるとしたら、それを武器に別の仕事に就くこともできます。

簡単に言えば、選択肢がその「大学を出て有名な企業で働く」ルート以外にできるということです。

まずは自分の将来について、どんな仕事をしたいか、どんな大人になりたいかを考えてみることも良いですし、家族会議の議題にするのもおもしろいかもしれません。

その中で、やはり資格を持つこと、なにか好きなことを持つこと、それに通じる仕事を探してみることも、大事なんだろうなと思いますね。

資格があって、働きたい仕事の選択肢が複数あるだけでも、ステキなことだと思います。自分の可能性を追い求めるために、様々な仕事に就いてみるのも良いと思いますね。

ちなみに、もう1つ言っていたのが、「早押しクイズみたいになってはいけない」でした。

どういうことか。

最近は、またクイズ番組が流行っていますが、その中で「早押しクイズ」は鉄板のクイズ問題です。対戦相手よりも速く正確に答えれば勝ちですが、ときには問題を最後まで読まれる前に答えることもあります。

これです。

「問題を最後まで読まれる前に・・・」、勉強であれば、「問題文を最後まで読む前に」答えると、語句で答えるのか記号で答えるのか、現在形なのか過去形なのか、につながります。

問題文は最後まで読み切って、何を求めるのかを明確にしてから答えを出すことです。