中3生たちは、各自受験する高校の過去問を必死に解き進めています。
授業中は、そこで出現する「解説を読んでも分からなかった」問題についての解き方がメインです。
中京大中京高校の過去問ともなれば、なかなか骨の折れる問題がボチボチ出てきますが、そこを解説して理解してもらい、できるまで上達させてあげるのが、塾の役割として大事な部分だと考えます。
今日はその中京の数学で、円の周りに円がいっぱいでてくる問題、、、本人なりに解説を読み、「この部分が分からなかった」という大人になっても通用しそうな質問をしてくれました。
ちなみにルーツの中2・3生は、みんなこうやって質問してくれます。
質問の仕方一つとっても、丸投げで「ココワッカンナーイ(*´▽`*)」なんて言ってくる子がいますが、そういう子は単純に問題を解こうとしていない、解説を読もうとしていない、ただただめんどくさいの3ステップです。
そういった丸投げは、身につくものも身につきませんし、言ってみれば必要ない考え方でもあると思います。
いくら熱心に教えたところで、教わる本人が「分からない」を念頭に聞くのであれば、耳にも入りません。この状態ぞまさに、馬の耳に念仏ということわざが当てはまりますね。
「ココワッカンナーイ(*´▽`*)」から、「ここはどうやって解くのですか?」への変化って、かなり大きいですし、さらに「解説のココが~」という質問になれば、問題を理解しようという姿勢の表れになります。
話しはそれましたが、中京の問題に対する解き方を、順を追って指導していきました。
順を追っていくことで、段階を踏んで指導することが可能ですし、本人の理解度に合わせてペースを上げ下げすることもできますし、実際に本人の表情を見てペースを変えています。
すると、本人の表情が明るくなっていくのは目に見えて分かりましたし、そこからもう一度、二度、サンドと繰り返し解いていくことで、定着してきます。
難易度が高いからこそ、教えて分かってもらえると一層嬉しいですし、それが一人でできるようになったら、合格も間近です。
問題を解説していく上で、常に心掛けているのは、「どこでどの考えを使うのか」ということです。この問題はこうやって解くんだよーで終わればそこで終わりで、過去問を覚えるだけになってしまいます。
過去問とまったく同じ問題が、出るわけがない。
だからこそ、解き方が大事ですし、応用問題であればあるほど、最初にどこから目をつけていくか、次にどの基本を使おうか、そういった固まりに分けて考えていくと解き方が見えてきます。
塾の存在意義は成績を上げることですが、大きな価値って、やはり生徒を志望校に合格させてあげることだと思います。
そのためには、こうして分かる、できる、一人でもやれるようになる指導が不可欠ですし、これはオンラインや映像授業では現段階では難しいと感じます。
「友達が通っているから」という理由で塾を選ぶのもアリですが、本当に「この高校に受かりたい!」と本人が望むなら、指導力が高い塾を選ぶのも大いにアリです。
推薦は来週、一般は再来週からですから、焦りもあるかもしれませんが、速く正確に解けるようになることを意識して進めてほしいです。