調子が良くないときにどう対応するか

人間、毎日が絶好調ということって、あまりないです。

思春期を迎える中学生の年代は特に、様々な情報が増え、勉強と部活で体や頭を使う量が増えるので、疲れることもあると思います。

そんなヘトヘトなときに親から言われることの一つに、「ダラダラしていないで勉強しなさい!」があるのではないでしょうか。

私もよく言われたものですが、親御さんから見ると、勉強についていけているのか、散々なテストを見せられたあとならなおさらちゃんとやっているのか、心配を伴った一言だと考えます。

それが続くと、反発したくなるのが中学生なんですね。そうなると、なかなか言うことも聞かなくなったり、勉強への意識も低かったりと、本来持っているはずの我が子の能力が、どんどん鳴りを潜めていきます。

おそらくですが、どの子でも、「言われなくても分かってるよ」という思いはあります。

学校の授業が早い、もしくは分からなくておいていかれている状況も、分かっているけど半ばあきらめもありながら、実は”どうしたらいいか本人が分からない”状況に陥るがために、反発して終わっているのだろうと思います。

つまり、現状に対する対処法・解決方法が分からない、さらに疲れているから動こうとしないのですよね。

逆に言えば、タイトルにある「調子が良くないときにどう対応するか」が分かれば、少なからず動くことはできるようになっていきます。

そしてこの考えは、大人でもよくあることではないでしょうか。

二日酔いで体調が良くないけど仕事に行かないといけない、なんだかミスが多いけどやることはたくさんある・・・そんなときにふだんの、調子のよい自分にすぐに戻れたら、仕事ももっと取り組みやすくなると思います。

そうしたリカバーという考え方を中学生から学んでいけたら、それこそ将来につながる勉強法になるのですよね。

そうした対応は、人によって違うと思うので、生徒たちと少しずつ時間を取りながら考え方を持ってくれたら嬉しいです。