感謝と努力

昨日は年に一度のドラフト会議、、、毎年ルーツにいるので生中継は見られませんが、毎年ドラマがありますよね。

ドラフト指名された側は、嬉しいという言葉とともに出てくる言葉が、「感謝」です。

両親をはじめ、所属しているチームの監督、周囲への感謝の言葉は、何か心を動かす力が働きますね。

感謝ができる人間って、周囲もそうした人間が集まり、いつしか良い雰囲気の中で過ごすことができます。

感謝については、また別の機会に深く書くことにしますが、今のうちから身につけられる「大人になって大切な素質」の一つだと思います。塾生たちには、卒業までに必ず身につけてほしいです。

感謝する相手は周りにたくさんいるはずです。

プロに入ってからも、特に高校生は1年目から試合に出るというよりも、まずは土台となる体力づくりが優先されます。

自分に足りない部分は何か、自分が得意な部分は何か、言葉で話せて実際に技術を披露できるのがプロなんだろうなと想像します。

そこに至るまでの努力、言葉で話せて実際に技術を披露できるまでの努力って、並大抵のものではないですし、才能だけで、自分の中にあるものだけで勝負できるのはせいぜい高校までなんですよね。

クラブチームに入っている子で、「クラブで活躍しているから勉強は二の次」という子が塾に通ってくれたことがありました。

様子を見るだけでも勉強への意識は低く、「なんで塾に来ているのだろう?」と思わざるを得ない子で、ちょっと在籍して「成績が上がらないから」という理由で辞めていきました。

ハッキリ言えばただただ迷惑なだけでしたが、そうした子は高校でもパッとしません。勉強を真剣にやろうとしないのですから。

ちょっといてすぐに成績が上がるような特効薬は、ひたすら過去問を解かせて答えをほぼ丸暗記させるようなやり方です。でもそれって、実力はつかないので入試を目指すうえでは全然必要ないです。

上記の子は絶滅危惧種だと信じたいですが、好きなスポーツではがんばれるけど、勉強は得意ではないから後回しで二の次、、、なんて子は多いことでしょう。

だけど、得意ではないからこそ必死に取り組むこと、成績が出るようなやり方を見つけ、努力し続けることは、好きなスポーツでなかなか結果が出ないときに使える能力になるのですよね。

勉強している内容そのものに、もしかしたら将来使うことはないものがあるかもしれませんが、勉強に取り組むことと勉強法は、生涯にわたって活きるはずです。

感謝と努力、、、ずっと身につけておきたいものですね。