中3生は、ボチボチ私立入試受験校が決まりつつあります。
期末テストが終わり、おおむね成績も出ている時期になります。ただ、生徒たちの情報を聞く限り、いまいち反応がよろしくないようです。
夏休みから、「この2学期が勝負で、進路における成績が決まるから必死にやること」とは、常々伝えてきました。
それが響いていたかどうかと言えば、あまりそうではない子が多いかなという印象ですし、女の子のほうが、素直に行動に出てくれたようで、成績を順調に伸ばしてくれました。
現状の成績は、こちらの伝えてきたことを素直に実行してきたかどうかです。
さて、もう私立入試へ向けて動き始めているころでしょうか。それでも遅いくらいですが。
なにより、私立入試は難しいよ。と、声を大にして伝えています。難易度の高い高校を目指すなら、なおさら対策が必要です。
今年は男の子が多く、なにか「いけるだろう」「この高校にチャレンジしたい」と上位校を志望する子がチラホラいます。
そこを目指すのなら、過去問を必死に何度も何度も解くべきです。受験校が複数あるなら、それぞれの高校の過去問を、です。
冒頭の写真は、生徒のために、井上先生が問題をコピーして解説を書いてくれた一枚です。
県外の高校を受験するのですが、問題を取り寄せたら解説が少なく、受験する生徒の学力も高くないので、初見で解いた結果は悲惨以外のなにものでもなかったようです。
幸い、入試が2月ということで時間はあります。何度も解いて自分のものにしていくほかありません。
しかし、入試過去問において解説が少ないというのは、問題をどう解くのか、どんな考えを持てば解きパターンにつながるのかが見えず、かなり合格から遠ざかってしまいがちです。
それは、生徒の表情が物語っていますからね。
そんなピンチに、井上先生がこれでもか、というくらい手を差し伸べてくれています。
写真を見れば分かるように、解説が赤ペンでギッシリと埋め尽くされています。ここまでやってくれている先生がいるのだから、これまでで一番の力を出して合格をつかみ取ってほしいのですよね。
他の子たちもそうですが、「質問するのが恥ずかしい」「解説を読めば分かる」というのは、ただただ問題を解いているだけ、分かったつもりになっただけです。
合格する可能性を、自ら低くしています。
今回の期末もそうでしたが、何度も「質問はないのかい?」という声掛けに対して、「解説を読んだので大丈夫です」という声が聞かれました。
果たして、点数は取れたのでしょうか。90点以上を取れていたのでしょうか。上記のように答えた子ほど、成績はさほど良くない、せいぜい80点前半止まりでした。
できなかった問題には、どんな解き方で解くのか、どういった解きパターンを持てば新たな問題が出題されても対応できるのか、そこが見抜ければいいですが、解説を読んだだけでそこが見いだせる子はごくわずかです。
上位校ならなおさら、1問にかかる時間も多くなりますし、解説を読んだだけで分かるものでもないです。
井上先生が解説を書いてくれているように、私たちは生徒たちのために、合格してもらうために全力を尽くします。ここから先は、特に中3生たちは塾を自身の合格のために利用してほしいです。
分からない問題を分かるためだけでなく、克服して一人でできるまでもっていくために、やりつくしてほしいですね。