ひどいというか残念というか・・・

夏休みの最初に出した課題があります。
1学期末テストまで習った内容を、ワークに直接解いてくるというものなんですが、一番良かったのは中1生たちで、直しまですべて終わらせてくれました。

内容が簡単~なんて、2年、3年は言いそうですが、それでもやらない子はやりませんからね。

中1生たちのほうが、課題に対する意識が高いということが言えます。

中3生、私の予想通りというか、良い意味で期待を裏切ってくれた子がいなかったのが残念です。

特にひどいというか残念だったのが、全員に対して同じ指示を夏休み最初に出しているにもかかわらず、そこをやらずに自分の判断でワークの別のページ数をやってきたという子がいたことです。しかも中3。

こんなこと、開校以来初めてです。

ちゃぶ台があれば何度もひっくりかえしています。

しかしその怒りを通り越して、あきれました。

その子の話では、「時間がなかった」「課題を忘れていた」「どこをやればいいか分からなかった」とのことですが、夏休みの最初に全員に指示を出して、1人だけ「時間がなかった」とは、どういうことなんでしょうね。

各自の表情を見ながら、「このページをやる。でもここはやらなくていいよ」と私たちが指示を出していて、中1から中3までその通りに取り組んでいます。中1生は無事に終えてくれましたし、毎年終えてくれます。

そんな中で、中3生が8月の末になって「どこをやればいいか分からなかった」という始末、、、こんな子じゃなかったはずなんですが・・・。

後の祭りですが、そのときにメモを残しておけば防げた言い訳ですし、社会になって「どこをやればいいか~」なんて発言が通用するはずもありません。

社会人にとっての”基本”って、メモを取ることが一つ挙げられます。

それって、やはり小・中学校のうちから基本を大事にする、基本があっての次だなと自分の中に落とし込めるかどうかだと思うのですよね。

例外なく、その基本ができない社会人は、結局うまくいくはずがないのです。

昨日こそ、ブログに書きました。

「中3生はこの2学期が勝負!」

それでいての今日、この状態。

この子にとって、盛大な反抗期が来たのかもしれません。

後先考えず、「時間がなかった」という言い訳をして、自分勝手に「ワークをこんなにやるなんて面倒だから、時間がなかったことにしてページ数を変えてやっておこう」「まとめをやっておけば多少は怒られるけどなんとかなるか」なんて思っていそうな雰囲気があります。

ルーツは、自己ベスト更新を目指し続ける塾ですし、今の成績ではまずいから、正解できるように真剣にやろうという塾です。

そのために必要なことは、こちらが惜しみなく伝えていますし、生徒が素直に吸収していくことで伸びていくものだと考えています。

もし言うことを聞かなかったとしても、想像を超える量をこなす自分勝手なら、「すごいよくやったなぁ」となりますが、想像と違い量も少なかったら、「これはちがうな」となります。

前者は意識の高い自分勝手、後者はまだまだ勉強に対してだいぶネガティブです。

自己ベストを更新し、自分のステージをどんどん上げていく姿を、たくさん見たいものです。

そうした姿を下級生たちが見て、その背中を追いかけ、個別指導だけれども周囲の影響を受けながら自己ベスト更新を続ける、そんな伝統を作っていきたいと考えています。

時間がない、忘れてた、どこをやるか分からない、そんな言葉は西中の前を流れている矢田川に流してきてもう使わないでくれ!!