短距離走者は、スタート地点に立ったとき、何を思っているのでしょうか?
今までやってきた積み重ねの努力、支えてくれた周囲への感謝、
ゴールテープをトップで切るイメージ。。。
そういったものが頭の中で繰り返し流れているでしょう。
それが自信となり、強さとなります。
スタート地点に立って、もっと練習しておけば良かった、やばいなぁ、
他の選手がとても速く見える、自分はダメかも。。。
そういったものは、不安になり、スタートする前に勝負は決しているでしょう。
上記のたとえ、オリンピックの選手が一番分かりやすいですね。
オリンピックは、4年に一度開催されます。
そこまで、金メダルを手にするために、必死に、周囲と、そして自分と戦うわけです。
どうすれば速く走れるのか、そこには技術はもちろん、
精神的なもの、生活面も欠かせません。
だれよりも苦労し、人一倍練習を積み、最後まであきらめない。
そんな時間が長いから、オリンピックに出場する選手は、
みな堂々としているわけです。
それは、もちろんスポーツに限らず、勉強でも一緒。
本番=中間・期末テストですね。
みなさんのオリンピックは、入試になるでしょうか。
そこまでに、やることは全部やった、もうなんでもこい!!
どんな状態に持っていけるかどうかが勝負です。
今日授業をしたT君は、英単語を覚えることがとても苦手です。
授業最後にテストをするということを伝えたうえで、
単語練習をして、臨みました。
9問中、8問を正解しました。
夏期講習から見ていると、大きな成果です。
ちなみに、夏期講習のときは、多くても3問程度しかできていませんでした。
その違いはなにか。覚えようとしているかどうか、そこだけです。
たかが10問ほどの単語テストで、能力がどうこうなんて関係ないですよ。
覚えるまで、発音できるまで繰り返し練習できるかどうか。
テストに向けて、やれることを完璧にやれるかどうか。
まずはそこからです。
そこに、暗記方法だとか、勉強のやり方が関わってくるのです。
点数が取れない生徒さんに、勉強のやり方を聞かれることはよくありますが、
やり方うんぬんの前に、どれだけ同じ問題を繰り返して、覚えられるかです。
テストという本番に向かって、自分ができることは何か。
分からない部分はないのか。
めっちゃある?
だったらひたすら量をこなせぃ!!
考えているヒマがあったら、手を動かせぃ!!
テスト直前になってそうならないように、日ごろからペンを走らせぃ!!!
本番に向けてどうやるかという機会は、大人になってもたくさんあります。
そういった機会を乗り越えて、給料が上がったり、昇進したりするのです。
そのために、必死に勉強し、覚え、苦労しているのです。
生徒のみなさんのお父さん、お母さんを見てください。
家に帰ったら、疲れた表情をしていたり、すぐに寝てしまうかもしれません。
しかしそれは、みなさんと同じく、いやそれ以上のパワーを使って、
必死に勉強し、覚え、苦労しているのですよ。
家族が幸せでいるために、生徒のみなさんが良い思いをしてくれるように。
会社で言う本番は、昇進試験かもしれないですし、
会議での重要なプレゼンテーション、あるいは外国人との取引かもしれません。
生徒のみなさんが大人になったとき、
本番につぎ込む練習量が理解できていないとどうなるか、
お分かりですよね?
苦労して練習して準備したのだから、最高の結果にしたい。
そのための練習を、テストや入試という形で今しているのですよ。
できるできないじゃない、やるかやらないか。
やれば、おのずと結果はついてくる。
まずはひたすらやるべし!!
気合いと根性で楽しく!!!
TOMORROW IS ANOTHER DAY.
今日よくやったから、明日きっと最幸の一日になると信じよう♪