生徒が言う「分かる」

内容を説明するときに、生徒のレベルに応じて確認度合いを変えています。

一度説明して理解できる子は、ある程度長く説明してもついてきてくれます。

逆に、3~4回説明してやっと理解できる子は、段階を踏んで、

「ここまで大丈夫?」「ここまで分かる?」などと理解を求めます。

中には、説明をしている途中で問題を解きだし、結果間違っている、なんてケースもあります。

もちろん個別ですから、そういう子はすぐに止まってもらいますが(笑)

生徒が言う「分かった」という言葉は、私はあまり信用しないようにしています。

それは生徒を信頼していないということではなく、理解度は人それぞれ違いますし、

私自身が伝えることにおいての難しさを理解しているからです。

私が思い描く解き方を、言葉にして伝えているつもりでも、

生徒からしてみればそのとおりに解かないケースは多々あります。

さらに、面と向かって説明をしていても、勉強の力がついていない子達は、

途中から別の世界へ行ってしまうことはよくあります。

だから、逐一確認することが必要です。

逆に、勉強の力がついている子は、説明を耳で聞きつつ、

自分の中でどう解けばいいのかを頭の中でシミュレーションしています。

だから、極力説明は最小限にとどめ、なんとか自力で解けるよう促しています。

今日は、体験授業がありました。女の子2人、緊張した面持ちながらも、

とても集中して進めてくれました。

2人とも、自分で進められるタイプでしたので、あまりたいした説明はせず、

ポイントだけつまんで説明をして問題を解いてもらいました。

部活も佳境に入ってきて、疲れているとは思いましたが、

姿勢も良い状態を保ったまま授業を受けていたのは立派でしたね。

今日の2人は、しっかり説明を聞きつつ、解き方をシミュレーションしているようでしたので、

温かく見守りつつ修正点を伝えていきました。

それぞれ、量を積む、基本を確認する、といったことを重ねていけば、

今日見た数学に関しては成長できるなと感じました。

あとは、我流と教わった知識をどうつなげていくかだと思います。

我流にこだわりすぎても、間違って覚えたときに修正しにくいですし、

先生に頼りすぎても、テストではできなくなってしまいますからね。

ともに成長していければと感じました。

この土日で、体験授業に行ってきた中3生も多かったようです。

そこで何を感じてきたのかが大事です。

通学はどうだったか、学校の先生の感じは良さそうだったか、

イベントを見て圧倒されてきたのか、それでもここで自分を磨きたいと思ったのか・・・

もちろん、高校はまだまだあります。

それだけ、自分で選べるのです。

そして、選べるのは、成績によります。

成績が良ければ多くの選択肢があり、悪ければ選択肢は減ります。

選択肢は、いつでも多いほうがいいですよね。

だとしたら、やはり勝負をかけるのは夏から、、、ではなく、今からですね。

本当にその高校に行きたいのなら、今週から始めた英単語テスト、

ラクラク一発合格するでしょう(笑)

楽しみにしています♪

TOMORROW IS ANOTHER DAY.

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