面談の中で、夏期講習の内容についてお話しするのですが、
やはり目がいってしまうのは料金ですね。
個別指導ですから、やはり料金が張ってしまうといえばそうですが・・・
今日面談を行ったお母様は、料金だけではなく、その先まで計算されていました。
そうすると、他塾に比べて、ルーツの料金が安いと感じられたそうです。
そこの基準は、人によってそれぞれ違ってくると思います。
料金だけで見ると高いなと感じるのは多くいらっしゃると思いますが、
じゃあその値段が適正なのかというのは、その先をみる必要があると感じます。
例えば集団の塾・・・一コマあたりの料金は、決して高くありません。
ですが、集団ですから、それらがそのコマを担当する先生の時間給になります。
単純に1コマの生徒数が30人いて、1コマ当たりの料金が900円だとすると、
30人×900円=27000円!
もちろん全額ではないにしろ、1コマ27000円の授業ということになってきますよね。
少なくとも、1コマの授業はそれだけの価値になってくると言えます。
では個別は・・・というと、1コマあたりの料金が2000円、生徒数が2人だと、
2人×2000円=4000円!
1コマあたりで計算すると6倍以上になってきます。
もちろん、上記の金額がそのまま時間給になるということはないですが。。。
個別だろうと、集団だろうと、先生との相性が良ければ力は伸びてくると思います。
ただ、上記の部分まで考えて塾を選ぶご家庭と、料金を見て塾を選ぶご家庭、
その違いって価値観ということになってきますね。
先を見据えて、また先生との相性を見て選ぶか、料金を見て選ぶか・・・
上記は夏期講習についてツラツラと書きましたが、心配なのは9月に入ってからです。
部活を目いっぱいやるところもあるでしょうから、
なかなか時間が取れない家庭もあることでしょう。
ただ、学生の本業は勉強で、高校のように部活を本格的にやるならいざ知らず、
体に支障をきたしてまでやる部活は、考えさせられますね。。。
部活の目的は、人つきあいを学ぶこと、
そして仲間とともに努力し壁を乗り越えるという経験を積むことだと考えます。
自分の意見をしっかり伝え、ときにはぶつかることもあるでしょうが、
それらを乗り越えて仲間を作るという経験を作っていくことで、
社会に出たときに、その経験と勉強して積み重ねてきた知識を使って、
仕事に活かしていくのではないでしょうか。
だから、欲を言えば、勉強も部活も大事だと思います。
それを両立させてこそ、自分という性格が作られていくのではと。
本来、技術を高めようとするのなら、勉強も部活もそうですが、
自主的に考え、行動して成果を見ていくのが、一番伸びるものです。
私が高校生のとき、夏休みの部活は毎日一日練習でした。
日が経つにつれ、午後になると集中力が切れてくるのですよね。
そんな中で練習を続けてしまうと、不注意になり、怪我が多発します。
まだ高校生だったので、中学生よりも体力があり、体もしっかりしていたから、
乗り越えられていたと今になって思います。
しかし中学生の場合は、集中力も身についてくる段階なので、
怪我をするリスクは高校生に比べて高いですよね。
私がもし部活の顧問になったら、自主練の時間を増やして、強制はしないです。
やりたい子だけやればいいと。
無理してケガをされても、そしてそのまま試合に出させたとしても、
100%の状態で力を発揮することはできないですし、
その子に頼らなければならないというのは、逆に選手層が薄いということになります。
ただ、これは私の価値観であって、実際に見られている顧問の先生方は違うでしょう。
先ほども言ったように、学生の本分は勉強、
部活を理由に勉強時間が確保できず、成績が下がりました、
では部活をやっている意味がないのでは、とさえ思ってしまいます。
さらに、夏休みは部活ばかりで2学期の成績が上がらないから塾を変えます・・・
なんていうのは、塾泣かせです。
部活も勉強もバランスよく、そしてときには遊ぶことも。
中学生は、そうやって過ごしていくのが一番なんじゃないかなって思います。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.