「一所懸命がんばったら」

箱根駅伝3連覇を成し遂げた青山学院大学の原普監督が、
「一所懸命やって失敗したことは、失敗ではない」
とテレビでおっしゃっていました。

おそらく、テストで一所懸命解かない子はいないと思います。
選択問題で、迷った末に「こっち」と選ぶのも、
「運も実力のうち」ということとして・・・。

結果として、間違えてしまったとしても、
それは「失敗」ではなく、「次へのステップ」なんですよね。

あとは、「一所懸命がんばる」時間が長いほど、
実力が形成され、成果は目に見えるようになってくることと思います。

そこに、正しい努力と、周囲の意見に耳を傾けることができると、
成果はより早く出てきます。

後者の、「周囲の意見に耳を傾けること」・・・
成績が伸びていく子は、ここがしっかりできている子だと感じます。

まずは言われたとおりにやってみること、、、
「できない」ばかり言って、言われたとおりにやらないと、
いつまでも前に進めません。

「できない」と言う子は、いったい、どうしたいのでしょうか。
まずは言われたとおりにやってみて、そこからですよね。

よく、<成功>の反対は<失敗>と言いますが、
そうではないです。

<成功>の反対は<無関心>、、つまりやらないことです。

失敗が恥ずかしい、失敗したくない、そう思う子は多いですが、
ならば自身が赤ちゃんの時、まったく失敗せずに成長してきたのでしょうか。

何度も立とうとはいあがって、ようやくものにつかまりながら立てるようになり、
何度もヨタヨタと歩こうとして、ようやく歩けるようになり、
何度も後ろを支えてもらって、自転車に乗れるようになり・・・。

それらを「失敗」ととらえるなら、人間の成長自体がつまらなく感じます。

「一所懸命がんばった」先に、新しい環境があり、
自分の見る環境、周囲の環境も変わってきます。

塾では、生徒たちは本当によくやってくれています。

結果に一喜一憂し、「成績が下がったから塾変える」というより、
先生との相性を考え、成績を伸ばすためにどうしたらよいか、
勉強の量を増やしたり、やり方を変えてみたり、
それでもダメなら塾を変えてみたり。。。

実際、どこの塾でも、1週間で教える時間数は限られたものです。
塾の授業プラス自分で正しいやり方で勉強する、
そこが成績を変える基準になるのではないかなと思います。

「うまくいかないから一所懸命やらない」
これは、最悪の言い訳だと思います。

TOMORROW IS ANOTHER DAY.