一歩ずつ、確実に

一つ生徒たちに意識してほしいのは、
「授業でしっかり集中すること」です。

早い時間から来て、自習に励んでいる様子は立派です。
ただ、そこで力を使い果たした状態で授業を受けても、
何の身にもなりません。

今日の中3生、一次方程式の利用1問に30分時間をかけてしまった子がいました。
説明して、ことあるごとに質問しても、見当違いな答えばかり。

もちろん、こちらの説明が伝わっていないこともあるでしょうし、
本人の理解の問題もあります。

ただ、逐一「ここまで大丈夫か?」と確認し、
そのうえで説明を続けている状態での上記ですから、
「これはどうしたことだろう」と授業中真剣に考えていました。

井上先生に相談すると、「集中力が低下していたからじゃない?」
との一言。

それで納得がいきました。

長い時間勉強してくれることは、大いに結構ですし、
そのために自習席も空けています。

だからといって、何度もトイレに行ったり、周囲の音や声に反応したりして、
落ち着きがないというのは、私は違うと考えます。

自分の体調を整えたうえで、短い時間でも集中して問題を解くこと、
疲れて来たら帰宅しても、私たちは何も言いません。

帰宅して、家で少しでも集中してやってくれたらより良いです。
そのために、今月は勉強時間シートを渡しています。

ダラダラ長時間やるよりも、短時間で集中してやるほうが、身につきます。
短時間で集中⇒休憩、短時間で集中⇒休憩と、インターバルを取ってやると、
結果長い時間やるのと同じことになります。

ただやればいいというものではないというところにも、
少し考えを持ってくれるといいですね。

TOMORROW IS ANOTHER DAY.