子どもの未来のために何をしてあげられるか

お昼のニュースで、父親が我が子を殺害した事件の裁判について報道されていました。

なんでも、中学受験に対してのやり取りからそこまで発展してしまったとか・・・とても悲しく、ひどい事件です。

父親はなんとしてもトップの私立中学に入れたかったようですが、あまりにもその想いが強すぎたのでしょうか。

ただ、だからといって父親の気持ちを理解しようとは思いません。これは、教育ではなく脅迫、ただの父親のエゴでしかないですよね。

勉強ができるようになってほしい、上の高校に行ってほしい、それはほとんどの親御さんの考えだと思います。ただ、実際に受験するのは子ども本人であり、子どもが考えることって、必ずしも親御さんたちと一致するわけではないのですよね。

もちろん我が子ですが、考え方は人それぞれ、上昇志向の子もいれば、「なんで勉強しなきゃいけないのか」にとらわれてやろうとしない子もいます。

どんな子にも、キラリと光る部分があるはずですし、間近にいてそれに気づいてあげられる親御さんはとてもステキだと思います。

中学受験に失敗したからといって人生が終わるわけではないですし、むしろそこで失敗があったからこんな努力ができた、こんな考え方を持てるようになった、と思えるようになれたら、合格するよりはるかに価値の高いものが得られます。

我が子を「この高校に行かせたい」、なんて短期的な考え方に熱を入れるより、「将来こうなってほしいから」という想いを込めて今できることをさせていったほうが、大人になったときに我が子は必ず感謝してくれるようになると思いますし、立派な社会人になれるのではないでしょうか。

一つ例を挙げるとすれば、中3ボーイ、、、このテスト直前期にもかかわらず、今日はささっと18時くらいに帰宅していきました。

「今日は早すぎじゃない?」との問いに、「いやー、家の夕飯を作らないといけなくて」との答えでした。下の子もいるし、両親が仕事なのかなーと思っていると、「料理くらい作れた方がいいという母の考えで・・・」と話してくれました。

この一言、なんてすばらしいのでしょうね。これこそ、ご家庭の教育方針あっての育て方、感動です。

なかなか中学生の男の子が、家族全員分の料理をそれも頻繁に作るなんて、シェフにどうしてもなりたい子か、とても優秀で家族思いの子でなければできないですよね。しかも、それを内面に秘めておくというのもなんというか・・・。

なんだかスゴイ子に入っていただいたなと、ちょっと思いました。あとは学校での生活をより良くしてくれたら言うことないのですよね。。。

料理や掃除、洗濯など、大人になった今では毎日やる必要のあることです。そしてそれは、大人になってからやるより、中学のころから習慣づけておくと、大人になって大きな意味のある力になりますね。

この話を聞いて、私自身も中学の頃にもっと習慣づけておけば良かったと反省があります(笑)

さて、木曜日から朝学が始まります!時間に間に合うように来てくださいね!!

TOMORROW IS ANOTHER DAY.