なかなか思うように点数が取れていない子に対して、「次回テストの5教科目標点数を300点にしてみよう」と伝えると、比較的表情は変わりません。
300点は、だいたい1教科60点前後ですから、目指しやすいと言えばそうなのかもしれませんね。
そこから、「やっぱ350点を目標にしようか」と言うと、とたんに首を振り始めたり、下を向き始めたりするようになります。
その間に、本人の思う限界があるのでしょう。
テストを重ねるうちに、自然と自分が取れそうな点数が分かってきて、それ以上を目指さない子も出てくるようになります。
それが続くうちに、自分で勝手に限界を作ってしまうのですね。
ルーツでは、そうした子に対して、まず「自分の思う限界を少し上げてみる」ように促しています。
直接伝えても、おそらく「限界って・・?」となるでしょうから、今までのやり方を大きく変えてもらいます。
中3ボーイたちに対して、スポーツと勉強の関係についてちょっと話をしました。
少しでも響いてくれているといいです。
いかにして上を目指すかというのは、自分の限界を少し上げてみることと同じようなものです。もちろんチームのコーチや監督との相性も大切ですが、同時に自分の考えも大切です。
監督からの一方通行ではなく、自分の考えも持ってプレーできるようになってほしいものです。