解いた問題を自分のモノにする方法

点数をどんどん伸ばしていく子や、際限なく成長していく子は、良い意味で想定外のことを実行している子です。

簡単に言えば、「これだけやればいい」という基準をはるかに超えることをします。

具体的に言うと、「これだけやればいい」ことに、プラスアルファで自分なりの見解や、手順、気を付けるポイントなどを自分の言葉で書き入れていくことをしています。

「これだけやればいい」は、言い換えれば「マニュアル」です。

マニュアル通りにやればなんとかなる、まあ最低限はやれるかなといった部分です。

中学生の勉強だと、”テスト前に学校ワークを仕上げて提出する”ことでしょうか。最低限ですね。

そこから解いた問題を自分のモノにする方法は、プラスアルファで自分なりの見解や、手順、気を付けるポイントなどを自分の言葉で書き入れていくことなんです。

自分の言葉で解き方を書くことで、自分なりの見方をすることで、その問題は自分にとって意識することになり、頭に入りやすくなります。

今日も授業を見ていて、こちらから言った解説を書かない子、そのまま書いている子、そのまま書きつつ追加で自分の言葉で書き足している子、それぞれいました。

おもしろいものですが、自分の言葉で書き足している子が、当然のごとく一番点数が取れています。

まだまだ伸びしろがあるので、今後も楽しみです。

そうやって、「これだけやればいい」を上回っていくことが、解いた問題を自分のモノにする方法です。

自分の言葉で書き足すことは、なかなか点数が取れていない子は大変そうに見えます。ただ、それは今までやっていなかっただけなので、ここから積み重ねていくことで着実に力はついてきます。

中3生は明日から修学旅行、、、感染対策をしながら存分に楽しんできてもらいつつ、旅行明けから切り替えて勉強に集中してもらいたいものです。