ツッコミどころ満載の答案用紙返却!

学年末テストは、1年の中で一番難易度が高いと考えています。

一年の総まとめであり、だいたいテスト範囲はその学年全部、さらに3学期に習う内容は難しいことが多いからです。

400点をキープしていた子も、数人が400点に届かず、本人たちと同様に、私たちとしても悔しい思いがあります。

平均点が低かった、という事実はあったとしても、やはり高得点を目指している子は平均点に上下せずに点数を取りたいのですよね。

答案用紙を生徒と一緒に見ていくと、400点に届いていない子でも、「いやいや届いたでしょ」という様子が見て取れました。

「コレは何をやらかしたんだ?」「この問題はこう考えれば解けたな」「時間配分に気を付けようか」など、一人一人に声をかけています。

私たちは点数よりも、本人たちが出した答え、その答えまでたどりついた考え方を見ています。

中には、ツッコミどころ満載の答案用紙もあり、生徒たちが笑うしかないほどにガンガン突っ込まれている姿を見るのが、楽しいです(笑)

「なんでできなかったの?」「なんでこんな点数しか取れないの?」とは言いません。自信を無くし、勉強へのやる気低下につながる言葉だからです。

親御さんが我が子のテストを見るならば、点数はまあ見ると思いますが、それよりも我が子が出した答えと解答を見比べて、「これできたね」「これは惜しかった」という声掛けをしてほしいです。

「これらができていたらあと〇〇点取れたね」と伝えてあげると、本人も「もう少し取れそうだな」「自己ベストいけるんじゃん」そういった考えに、少しずつ変化していきます。

声掛け一つで、我が子の考え方も変わってきます。