説明できるのは理解している証拠!

授業内でたびたび取り入れている質問が、「これはどうやって考えたの?」です。

ときどき「適当に求めた」という言葉はあるものの、順を追って説明してくれるか、「えっ?」と言って話せなくなるかのどちらかです。

後者は、特におとなしい子が多いでしょうか。

声に出して説明してみる、先生になり切ってみるというのは、とても有効的な勉強法なんですよね。

新学年の内容が始まったら、宿題を予習にする流れを再開していく予定ですが、自分が先生になったつもりで説明できるようにしてほしいです。

説明できるのは、理解している証拠ですし、説明が途切れてしまうということは、完全理解には至っていないと判断できます。

今日、体験授業をさせていただいた小6ボーイは、合っていても間違えていてもそれに対する説明を上手にしてくれました。

そうした姿を見ていると、「この子は伸びるだろうな」という予感がします。いかに、間違えた問題に対して自分の中で理解ができるか、自分の引っかかっているポイントの質問を先生にできるか、それが伸びていくポイントの一つです。

学年末テストの反省を各自記入し、提出してもらいました。その中には、「分かったつもりで終わっていた」「もっと問題をこなす必要があった」という声が半数はいたでしょうか。

もしかすると、「覚えた」「できるようになった」というゴール設定自体があいまいなのかもしれませんね。

「こうした状態になって」いれば、説明できるし完全に理解できているということが分かると思います。

中3生たちは、この1学期が勝負になってくるので、春休みをいかに充実した時間にできるか、を意識して過ごしてほしいです。