一部の中3生たちに、少しずつ変化を感じることが増えるようになりました。
授業がなくても、午前中から自習に来るようになったり、午後は授業がある日は毎日、最後まで残って勉強するようになったり。
もちろん、それらがすぐに成果に表れることはまれです。ただ、そうした意識の変化を自分なりに起こすことで、遅くとも冬にはある程度の手ごたえを感じられるようになるはずです。
ルーツでは、今年から入塾に関する基準を設けました。成績下位層の子と、クラブチームに入っている子を対象としています。
詳細に関しては、そちらのブログをご覧いただければと思います。
どうしても、意識がスポーツ優先、遊び優先で目の前の勉強への集中力がそがれてしまっていることを、指導させていただきながら感じることがあるのですよね。
ちょうど明日、高校野球の全国大会決勝が行われます。
両チームともに、監督さんが考えに考えを重ねて、データなども取り入れながら勝ち進んできた印象です。
なにより、両監督の「言葉の力」が、直接・間接的に選手たち=生徒たちに大きな影響を与えているなと強く感じます。
どちらも、選手自身がそんなプレーヤーになりたいか、そのためにどうするのか、各自考えて練習しているのだなと特集を見ながら思っていました。
愛知県では、愛工大名電が出場しました。
名電も、一時練習風景を見たことがありますが、それぞれの生徒が考えて練習し、それをノートにまとめて次の練習に活かしているようでした。
なんとなくでもないですが、昨年に仙台育英が優勝してから、監督→選手というトップダウンではなく、生徒たちの自主性→監督がまとめあげるようなチームにシフトしていっているのだろうなと考えます。
自分の課題について把握し、それをどう克服していくかを考えて行動できる子が、そうした子が多いチームが、これから甲子園でも勝ち進んでいくようになるのかなと思います。
そうした考えて行動できる子が、この先もどんな職業であれ活躍するようになっていくのかなと思うと、素晴らしい教育方針だなと感じますね。
その考える力をまず身につけるために、中学では学校と塾で勉強するという子なら、もちろん大歓迎ですし、そうした子は勉強への意識も高く、高校でも取り組み方において周囲よりも前に出られるでしょう。
むしろ、クラブチームに入って本格的にやりたいというなら、勉強こそ必死にやっておくべきですよね。
冒頭にも書きましたが、午前中の空いた時間に自習をしにくる、授業がある日は最後まで残っていく、そうやって自分で決めて行動することが、日々の生活を楽しく充実させるポイントです。
中2生たちには、そうした姿をお手本としたうえで、自分なりに変化を起こしてほしいです。