ボチボチ、学校でも新年度の授業が始まっているようですね。
中1生は、部活の体験入部もあって、まだまだ慌ただしい生活は続きそうです。
ルーツでは、対面型で授業をしているので、生徒がどう考え、どう解いているのかをじっくり観察しています。
まちがえるときには、まちがえるときのクセがあったり、「そりゃまちがうわな」とこちらに思わせるような解き方をしていたりと、途中式を見ていてたくさん気づきがあります。
それを本人が気づかずに解いている姿には、なんとも言えない切なさを感じることさえあります(笑)
そんなときは、解いている途中、もしくは次の問題にいくところで「チョットストップネ」と介入していきます。
「間違う原因はこうだから、こういった解き方に変えよう」「こうやって解けば、正解にたどり着く可能性がもっと高くなる」
こんな声掛けを、それぞれの授業中、問題を解いている最中にしています。
まちがった、もしくはまちがえそうな解き方で正答率が5割から7割くらいなら、途中で軌道修正をはかります。
「できるようになるために、塾に来ているんでしょ?」
こうした言葉は、学力関係なく、なかなか修正がきかない子に伝えていきます。
それらの声掛けの根底にあるのは、「成績を伸ばしたい」という生徒、私たちの想いなんですよね。
頭で考えたり、途中式を省略して解いたりするのは、せいぜい学校の授業や塾で問題を解いているときでしょう。
テストなど、緊張感のある中で頭で考えて解き、成果が出ているというのは、ないです。
そこを、勘違いしちゃうんですよね。「頭の中で解けるからいいでしょ」って。
それはふだんの何も緊張感のないときの話です。
入試本番で、途中式を書かずに解き、その1問を間違えて志望校に行けなかった、そんなことは簡単に想像できるはずですし、そうした出来事をなくすために、ふだんから1つ1つ途中式を書き慣れていくことです。
そうした積み重ねが、テストや入試本番で緊張した場面でも、安定して正解する秘訣になるんですよ。
そうやって素直に吸収する子は、どんどん伸びていき、「届かないんじゃないか?」と思われる第一志望に、合格していきます。