今年も、中3生向けに受験対策講座が始まります。
全国の入試精選問題を使用し、愛知県入試と傾向が似ていそうな問題を抜粋して取り組んでもらいます。
今日の中3生との授業の中で、こんなことがありました。
夏休みに、ワークの問題を直接解いてくるという課題を全員に出していて、その直しをやり切るところまで確認しています。
こちらの子も、直しのタイミングが少し空いてしまったのですが、しっかりとやってきてくれました。
1問、なかなか正解にたどりつかず、一人でウーンウーンと5分くらい悩んでいたので、手助けに。
途中式を丁寧に書いてくれていたので、修正する手間もなく、「ココガチガウ」と伝えて、正しいやり方を伝えました。
ここまでは、ふだんのルーツあるあるですが、その後に沼が待っていました。
正しいやり方を伝え、ほんの少し生徒対応をして戻ってくると、おやおや解き方を省略しているやないかい!
要はひっかかっていた部分が、マイナスを含む分配法則だったのですが、私が伝えたのは()をつけて書くんだよーでした。
省略しても、符号を変えて正しく書けているのですが、問題はそこではない。()をつける意識がなく、本人の中でもおそらくその考えがなかったためにずっと悩んでいたと思います。
私が「()をつけて解くんだよ」と言えばそれでだいたいはすんなり答えまでいきますが、それではその場しのぎなんですよね。
あまり悩まず、教わってその後ずっとできるようになるケースは、ほぼないです。よほどその教科が得意だったり、一度聞けばずっと覚えていられる子だったりでなければ。
特に受験では、一発勝負のために、ふだんと違ったやり方をすると逆に不安になったり余計に考えすぎてしまったりすることもあります。
だから、受験対策講座では、途中式を細かく、途中経過や考える手順を惜しみなく伝えていきます。
理想は、私たちの視点と塾生たちの視点が一致することです。
いざ、問題を解こうとしたときに、問題文を読みます。その問題文の中で、「ここは大事」「ここはいらない」という判断って、ものすごく大事なんですよね。
次に、問題文を読み終えて、じゃあどうやって解こうか、どの公式や文法を使おうか、そうやって答えに向けて進んでいきます。
入試問題を、入試本番と同じように考えて、書いて、解いていく。そうやって、問題に慣れていきます。
ただ問題をたくさん解いてもらうことが、ルーツの受験対策ではありません。
問題に対して、どう考え、どこで迷い、どこを確認すれば正解にたどりつけるのか。そこまで含めて、入試問題への向き合い方を身につけてもらいたいと思っています。
