学校と塾との違い

去年の2月に、総務省統計局から発表されたデータでは、

学習塾は平成24年では全国で35000件ほどある、ということでした。

3年も経てば、私たちのように開業するもの、あるいはたたむものが出てきて、

数はそこから前後はするでしょうが、単純に47都道府県で割ると、

35000/47=約750件・・・1県あたり750件もの塾が存在することになります。

そう考えると・・・多いですね(笑)

たしかに、主要な駅の周辺なんかは、見渡せば塾、みたいなカンジで、

1階は塾、2階も塾、3階も4階も・・・なんてところも珍しくありません。

さて、先日、生徒からこんな声が聞こえてきました。

「学校は内申点があるから、宿題とかもちゃんとやらないとヤバイけど、

塾はこれをしないとヤバイというのは、あまりない」

このような発言でしたでしょうか。

この生徒は、ときどき私たちもハッとさせられるような発言をします。

今回も、そうでした。私はかなりカチンときましたけども(笑)

まあ、正直を言えばその通りですよね。

塾は、お金を払って来ていただく、いわゆる会員制のシステムです。

ですから、極論を言えば無理に通う必要はないです。

学校は、学習指導要領というものをベースに動いていて、

かつ義務教育ですので、行かなければいけません。

教育を受ける権利というものがあり、ひとしく教育を受ける権利を有する・・・

つまり、1クラス30~40人ほどで、みんな等しく授業を受けてください、というものが学校です。

塾は、集団塾から私たちのような個別指導まで、種類はさまざまあります。

私たち個人など、民間が主体となって運営しているので、

責任を負う代わりに、わりと制約のない中で授業を行うことができます。

制約がないというと語弊があるかもしれません。

ただ、勉強を教えるという点では共通していますし、

塾がお金をいただく対価は成績を上げることなので、

塾のほうが、教えることに関しては必死です。

やり方・手法は多々あれど、みんな成績を上げてあげたい、という想いは一緒・・・のはず。

もちろん、ビジネスですから、お金儲けのために開いているところも・・・

大手で当たりはずれが激しいのは、そのあたりが関係しているからですね。

さらに言うと、成績を上げるのは、私たちではなく、ご両親でもなく、

生徒本人です。

テストを受けるのも、勉強をするのも、生徒本人です。

ですから、私たちが必死に教えて、生徒が必死になって勉強したら、

成績は上がります。

一つずつできるようにしていって、「教わったことは忘れないぞ」

そんな想いで、毎授業を真剣に受けていたら、

成績は上がります。

ということで、そこには先生と生徒とのコミュニケーションというか、

信頼関係が不可欠なんですよね。

冒頭のように、「学校はやらないとヤバイけど、塾はそうじゃない」

そういう想いで塾に来ているのなら、成績は伸びないということは、

容易に想像できます。

中1生、中2生は特にそう思っている子が多いのではないでしょうか。

中3になってからがんばればいいや、宿題は忘れてもなんとかなるだろう・・・

そうすると、中3は部活がメインになってくるので、

「引退した夏から本気になるよ」と言い出し、

さらに「夏は部活のメンバーと打ち上げ、9月の文化祭などの準備で忙しい」となり、

最終的には内申点も点数もあまり変わらず・・・

もうパターンが目に見えて分かりますね。

これがおもしろいくらいにあてはまりますから、それを良い方に裏切ってもらいたいです。

中3の今頃に目の色変えてやるということは、

志望校がすでに確定しているということです。

公立を受験できるかどうか、ではなく、志望校が決まっているのです。

12月の2学期末で、私立は確定、1月の学年末で、公立も確定します。

そこに照準を合わせてどれだけ勉強できるか、

そして入試に出てくる6割は中1・2の内容であることを考えると、

塾でヤバさを感じないのがおかしいのではないか・・・

そんな答えに行き着くのではないかな、と思います。

そもそも、生徒がそれを言い出したキッカケは、塾内で実施している英単語テストでした。

156点中、100点でクリア、100点以下は再テスト、というものです。

英語は、単語が原点ですので、単語が分からなければ文章は読めませんし、

問題文で何を言っているのかも分かりません。

まずは基本をできるようになってほしいという井上先生の想いから、実施しています。

だから、点数が取れていない子というのは、「やる必要あるの?」とすら思っています。

結果に対して、「これじゃヤバイ」と思ってくれた子は、

クリアしていたにも関わらず再テストをして、さらに点数を伸ばしました。

その差ですよね。

結果に対して「ヤバイ」と思えるかどうか、必死になれるかどうか、

成績を伸ばしていけるかどうかは、そこです。

口ではいくらでも言えますが、努力は目に見えて出てきますから。

塾の中には、辞めそうな生徒に対して、積極的に働きかけ、

退会をなんとしてでも引き止めるところもあります。

そんな塾は、売上至上主義なところです。

ルーツは去る者追わずの精神ですが。。。

ルーツに共感いただける生徒・保護者の方々と関係を築いていきたいですね。

できるできないではなく、やるかやらないか、そういう意識で来てほしいです。

宿題はまあやらなくてもいいや、時間がなくてできないや、

そんな考えだったら、どうぞ他の塾へ行ってください、

そんなことさえ考えてしまいます。

もちろん、ルーツ生にそんな子はいないでしょうけども。

ということで、自分の成績を上げるために、

ご両親にお金を払っていただいている、ということを思って塾に来てください!!

それにしても、総務省統計局なんてところがあったのですね・・・

ときに便利ですが、使用しないとまったくもって接点がなく、なんか損な気分ですね。

視野を広げるという意味では、こういうところも調べてみるとおもしろいかもしれません。

TOMORROW IS ANOTHER DAY.