教える側の考え

学校の先生から転身して、一番の違いは、一緒に問題を考え、解決できることです。

学校や集団塾だと、一緒に問題を解くことは、=全員と考えることになるので、

個々と考えることはなかなかできないですよね。

個別塾で教え、いろんな子達に教え、一緒に考えていくと、

それぞれの子達の考え方を見つけることができ、ときには「なるほど」と気付き、

ときには「その考え方は違うな」と気付くことができます。

もちろんそれらは、問題の解き方の流れがすべて分かっているからこそ、

そうした指導が可能であって、ただ教えるだけでは身につけることは難しいと思います。

なぜなら、教えるという行為に、自分自身の考え方が加わっているからです。

生徒に応じて対応や教え方を変え、いろんな角度から教えるようにすることで、

生徒が答えを導けるようにフォローできます。

それらを自分たちでできるからこそ、アルバイトをやとわず、

丁寧に、できるようになるまで教えています。

ちょっと生徒の発言で気になったので、その考えを改めてもらいたいのですが・・・。

英単語で、musicianという単語があり、発音についてやりとりしていたとき、

「ミュージシャンになれなかったら塾の先生になるわ」という声が聞こえました。

それは、「プロ野球選手になれなかったらサッカー選手になるわ」

というのと一緒・・・まったくもって努力の方向性が違います。

それを言うくらいなら、まずはミュージシャンになるにはどうすればいいのか、

学校の先生になるにはどうしたらいいのか、調べてみるといいと思います。

少なくとも私たちは、学校の教壇に立って教えていましたし、

今も教え子とつきあいがある子もいます。その子は中学校の先生になっていますし。

職業についていろいろと言うのは、自分自身のレベルが低いということに気付くべきですし、

むしろ、その職業を究めることが、なにより価値のあることだと、気付いてほしいですね。

まあ、中学生ですから、何の気もなしに言ったのだとは思いますが、

教えるということに関して自信を持っているからこそ塾を開業しましたし、

わたしたち共通の想いを乗せてルーツという塾を作り上げていっていますから、

今後は言わせないようにしたいですね。

その考えを持っているうちは、社会に出ても価値のある地位にはつけないですし、

むしろ就職することすら難しいと思います。

面接官は、人柄を見ていますし、それはもちろん私たちも一緒・・・

問題を解く姿、私たちと話す姿を見て、生徒たちの性格などを見ていますからね。

だからこそ、一人一人に対して指導が少しずつ違っています。

生徒から見たら何も感じないと思いますけどね(笑)

それができるから、個別指導塾の道を歩んでいます。

塾生たちが、いつかそのことに気付いてくれるといいです。

そう遅くないうちに・・・。

TOMORROW IS ANOTHER DAY.