個別指導は、基本的に二人三脚です。
先生だけが張り切ってもいけないし、生徒が一人歩きしても点数は伸びません。
先生が進捗状況を確認し、生徒は先生の話を素直に聞き入れる・・・
そこがかみ合っていって、点数は伸びていくと感じます。
我流で進めようとすれば、どこかで歯車が狂ったときに修正するのが遅れます。
そのまま進めば、ハンドルがきかない車のように、大事故につながります。
だから、聞く耳を持つことってとても大事なんですよね。
こちらから伝えるアドバイスは、点数を取ってもらうためのものです。
もちろん、解き方がいくつかあるときは、その子にあった解き方を探しつつ、
繰り返し解いて固めていきます。
二人三脚で歩んでいくためには、先生側が主導権を握って、
うまく生徒を導いてあげることです。
計算でミスがあるのなら、途中式を書いてみるように提案するか、義務付けるか、
英単語で書き忘れがあるのなら、見直しをするか、書いた単語にチェックをつけるか、
それこそ当たり前のことを当たり前にさせるよう指導します。
そこに、「できる・できない」は存在しないと思うのですよね。
自分の意識があるかないか、やるかやらないかですから。
そこが生徒にしっかり伝わって、修正できるようになってきたら、
二人三脚のスピードは上がっていきます。
だから、入塾いただいてバシッと成績が上がるのは、
よほど相性が合うか、もともとやっていなかっただけか、なんです。
だいたい、力がつき始めてくるのは3~6ヶ月です、個別は。
塾を転々とする家庭の多くは、上記の期間を経過するかしないかくらいのタイミングで、
別のところへ行きます。
それなら、力がつかなくて塾を変えようとするのも、そして結局力がつかないままなのも、
ある程度合致がいきます。
だって、二人三脚で走り始めて、ようやく息が合ってきたときに変わってしまいますから。
ルーツでも、合計点で100点上がっている子が何人かいますが、
やはり時間はかかっていますね。
勉強は、やはりコツコツと、そして1つずつクリアしていくのが一番力がつきます。
大人になっても、そうやって一つ一つクリアしていける人間になってほしいですね。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.