塾生の中でごく一部にいるのが、時間にルーズな生徒です。
遅刻回数が多いと、本当になにかあって遅刻したとしても、「またか」と思われてしまいます。
つまり、「この子は時間通りに来る」という信頼がないということです。
信頼がないと、あれこれ説明をしても、「ホントにそうなの?」と思われてしまい、
本当になにかしら理由があったのに、信じてもらえません。
社会に出ると、そういったことが積み重なって、結局は自分の仕事に大きな影響をおよぼします。
それに気付かないと、なにかのせいにして、根本的な原因が解決できず、
いつまでも昇給できない、仕事が出来ないというレッテルが貼られてしまいます。
仕事が出来ないと思われるのは、実はささいなことの積み重ねです。
「提出期限までにこの資料を作成しておいて」と言われて、終わらない・・・
別の人に頼まれごとがあったからできなかったと言っても、
そんなことは一度くらいしか通用しません。
大人になったとき、自分自身を評価するのは、自分ではなく周囲の人間です。
だから、自分がいくら「こういう思い」を持っていて、それを伝えても、
信頼される人間でなければ、何も伝わりませんね。
だから、人間関係において、信頼というのは、とても大切なんです。
じゃあ、そういうことはいつ学ぶのかというと、
学ぶのではなく、身につけるものだと私は考えます。
それが約束を守るということであり、その中のひとつに、「時間を守る」ということがあります。
あくまでごく一部の生徒に限るので、厳しいルールはさほど設けませんが・・・
なぜ遅刻をしてはいけないのか・・・
そんな質問を、以前遅刻を繰り返す生徒のお母様から言われたことがあります。
先生、子どもがこういった疑問を持っているので、説明してあげてくださいと。
まず、その時点であきれてしまいますが、、、
そういった質問を持ったのなら、聞くのもいいですが、
自分で調べてみることですよね。
私なら、
「まずは自分で考えて、調べてみなよ。まわりの子に平気で遅刻している子いる?
いたら、その子に対してどう思う?遊ぶ約束を心からしたいと思う?」
そんなカンジで伝えるでしょうか。
それだけ、時間を守ることって大切ですし、関係を持つのに必要最低限なことですよね。
でもそこって、塾で言うのではなく、本来親がしつけることだと思います。
そんなんだと、塾がなんでも屋に思われてしまいますから・・・。
こんばんは☆井上です!
一学期もあっという間。成績表を受け取り、昨日からは面談の学校もありますね。
「信じる」ことが、何よりの教育に必要なキーワードだと思います。
私たちもわかりやすく教え、定着させ、知識を深めさせています。
本日の中2のR君、英語を少しずつ理解をしてきてくれています。
最近では、分かる→できる→楽しいと思えて→頭に入ってくるといった循環ができ、
想像もできないくらいのパワーがみなぎり、頑張れている姿が伝わってきます。
勉強は、やればすぐ上がるわけではないですし、
やってみていつか壁にぶち当たることもありますが、
それを乗り越えると学力が上がります。
その壁にぶち当たって、あきらめる人がいるからこそ、逆に辛抱強く努力した子は、
学力が伸びてくると思います。
私が中学の頃、私の母から言われたこと・・・
テストで92点を取っても、100点満点中8点も届いていないよ、と言われたことを思い出しました。
母は、あと8点のところに目を向けていました。
今思えば、もっとがんばれば100点取れるという親心だったと思いますが、
その一言から、私は親に対するプレッシャーとテストに対する緊張感が常にありました。
親のわが子に対する思いって、とても強いものがあると思います。
だけど、思いと期待が強すぎて、口調が強くなり、子どもとの間に、
険悪なムードが漂うときって、多々あるのではないでしょうか。
教えていて思うことは、結局は子どもを萎縮させてしまっていると思います。
会社でも、「どうしてこんなものができないんだ」と責められれば、
大人だってやる気をなくすでしょう。
子どもは、褒められたいものです。褒められたら、それ以上にがんばります。
自分のためにと、親のために。。。
前向きな姿勢を見せ、いつしか勉学にも励みます。
私たちと一緒に、生徒を、わが子を信じる気持ちを持ちませんか。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.