「最後まであきらめない」は・・・

よく、生徒たちに伝える言葉として、
タイトルにある「最後まであきらめないこと」があります。

特にテスト直前や、当日の朝学のときに言っていますが、
実は私たちにも言えるのではないかなと、今日感じました。

授業は中3ボーイ、現在相似の証明を進めています。
相似は、三角形の向きと大きさが違いますから、
まずはその組み合わせを見つけるところから始まるのですが。。。

毎回の宿題は、前回授業で解いた問題を宿題にしています。
その日の授業で習ったことを定着させることを狙いとしているためです。

上記の中3ボーイも、もちろん毎回宿題をやってきてくれていますが、
宿題で出していた証明の書き方に難があったので、一緒にみていきました。

1つの角度が一緒だということを言うのに、角度の引き算を使う問題で、
少し難易度も高めの問題です。

この手の問題は、パターンを覚えてあてはめれば、難なくイケるのですが、
そのパターンがどうも自分にしっくりこないようでした。

私がする説明通りに角度を書いていくかと思いきや、、、
説明を聞き、自分なりにアレンジして書くものですから、そこでグチャグチャに。

おそらく、10分はその問題と格闘しました。
私からも、言い方を変えつつ、説明をして答えに導こうとしましたが、
結果に至らず、最終的には「私の言葉通りに書く」ように伝え、正解にたどりつきました。

本人も、頭では分かっているものの、書くとなるとうまくいかない・・・
その葛藤のようでした。

次も同じような問題でしたので、ポイントをおさえつつ、
本人に任せながら問題を解き進めていると、「あっここですか??」
との気づきの声、、、通称アハ体験(笑)

なんとか、繰り返し繰り返し分かるまで説明した効果が出た瞬間でした♪

分かるまで教えることって、実はかなり労力と忍耐が必要なんですよね。
途中で「なんでわからないの!?」なんて言ってしまおうものなら、
その瞬間に生徒は考えることをやめ、(どうせできないし・・・)と思い始めます。

どうやってそう思わせずに、ゴールまで導いてあげるか、
そして次の問題でできるようにさせてあげるかが、プロの塾人かな~と思います。

だから、塾の先生は、「できるようになってもらうまであきらめ」てはいけないですし、
「最後まであきらめ」ずに教え、導き続けることが大切だと考えます。

この考え、集団塾ではムリですからね。
集団塾は、前の席と後ろの席では、学力が結構違いますから。

集団塾の先生は、「一度の授業でできるように分かりやすく教える」授業です。
個別指導の先生は、「忘れてしまった問題や分からない問題を、
できるように分かりやすく教える」授業です。

だから、一度聞いて忘れない子は、集団塾でも十分やっていけます。

ルーツは、分からない問題をできるようになってもらうために、
最後まであきらめず教え、導き続ける塾であり続けます。

「できる喜び、良い点数が取れた喜び」を一緒に分かち合いたいですからね☆
そのためにも、生徒のみんなと一緒にがんばります!!

TOMORROW IS ANOTHER DAY.

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