とある塾生の話です。
その子は、小6から、中3夏まで通っていただきました。
とても勤勉で、テスト前なんかはルーツに4時間滞在、
黙々と勉強している姿が印象的でした。
もちろん性格も良く、成績も優秀で、旭野に合格できるレベル、、、
よく、井上先生と、「旭野に合格しよう」と伝えていました。
ところが、青天の霹靂的な出来事があり、
ルーツを退塾せざるをえない状況になってしまいました。
その後も、ずっと気になってはいましたが、
塾生にはなかなか切り出すことができず。
今回の合格発表を機に、生徒たちに質問してみると、
高校を受験する前に、引っ越されてしまったのだとか。
夏まで順風満帆で来ていただけに、なんとも言い難い、
非常に胸が痛む話でした。
昨夏にあいさつに来た、親子の表情が今でも忘れられません。
明日は、何が起こるか分からない・・・
よく言われる言葉です。
塾に通う子の中には、親に連れてこられて渋々、
または友だちがいるからという安易な理由で通う子もいるかと思います。
それがいかに何も考えず、贅沢なことになっているか、
少しでも考えてくれるといいですね。
勉強するのは自分ですが、お金を出してくれているのはご両親です。
塾に行ってもやる気がなかったり勉強する意志がないのなら、
続けていても意味がありません。
塾に通わせてくれていることに感謝するのは、
考えてみれば当然のことなんですよね。
なかなか中学生に、そのあたりの話が響かない子もいますが、
塾に通うことが、本当はあたりまえではないということです。
自分の意志で、「塾に行きたい」「もっと成績を良くしたい」
そういった言葉を親に伝えて、塾にいる時間を有意義にしてほしいです。
今回の出来事があり、改めて身が引き締まったのと、
塾に通うのは当然ではない、だからこそ来てくれたご家庭には、
なんとか成績を上げられるよう、サポートをしていきます。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.