ルーツでの授業の流れは、
① 問題を解く
② 先生がマル付けをする
③ 間違いがあればやり直しをしてもらう
という、オーソドックスなものです。
おそらく、どこの塾でも一緒ではないかなと思いますが。
一つ頭に入れておいてほしいのは、私たちは、
正解が多ければ嬉しいですが、かといって全然できなくても、
「間違いは修正できればいい」と考えているということです。
間違えた問題に対しては、「どう」考え、「どう」解いたかを聞きます。
そのうえで、修正ポイントを伝えて直してもらっています。
時々いるのですが、自分で解いた問題の説明ができない子です。
そうなると、上記の質問を生徒にぶつけると、
無言のまま時間だけが過ぎていきます。
これはどういうことか。
簡単に言えば、流れ作業の中で問題を解いているので、
「そこ」に意識がないということになります。
意識がない・・・つまり、考えていないので、
なかなか言葉にして説明することが簡単ではないです。
では、どうすればいいのか。
一つ一つ、生徒に言葉を発してもらうことからスタートです。
こちらからしたら、結構時間をかけて、粘り強く対応します。
無言の時間は、単に何も考えていないかもしれないし、
なんとか考えているのかもしれない・・・その見極めは、
生徒の性格と表情から判断します。
選択肢を与えて、答えてもらうようにして、
何を考え、「どう」解いたのかを引っ張り出します。
そうすれば、どこで修正するのかが見えてきます。
一番良くないのは、間違っているからといって、
赤で途中式からマルマル答えを写すことです。
上記と関連してきますが、写すということは、
頭は働きません。考えて書くことをしないということです。
ルーツでは、間違えた問題を直すために、かなり考えさせます。
自分で答えを出してもらいたいからです。
答えを言うのは簡単ですが、それでは身につかないからです。
塾に通うからには、できるようになってほしいというのが、
お金を支払う親御さんの願いです。
それに可能な限り応えるには、
ご家庭の協力もそうですが、なにより本人の意志が必要です。
まじめに取り組もうという姿勢があるか、
一つでも多くできるようにしようという考えがあるか、
生徒にはそこを求めます。
おそらく、そんなに難しいことではないはずです。
しかし、成績UPするのに、とても大事なことです。
・・・
上記が、ルーツでの授業内で行われている内容です。
そこで、私たちと生徒とのやり取りが進めば、必然と答えにたどりつき、
私たち→ホッとする、生徒→できてうれしい、のwin-winな関係ができ、
結果、信頼関係に結びつきます。
まじめに取り組もうという姿勢も、一つでもできるようにするという考えも、
「今のままじゃヤバイから、個別で見てもらう」という想いから出てくるはず。
この想いを持っていると、ルーツで確実に伸びます。
それらの第一歩は、できるできないじゃなくて、やるかやらないか、です。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.