先週行った模擬テストの再試を各自行っています。授業時間がもったいないので、それぞれ演習時間を使ってもらっています。
最初の模擬テストではふがいなかった内容も、直しをして、2回目を解かせることで、少しでも覚えているものです。
こうしていくことで、どう覚えたのか、どう理解したのかをこちらが把握する目安になりますし、同じテストを2回実施することで、テストへの抵抗も少し減ると思うのですよね。
たとえば数学であれば、少し複雑な計算は、どう解いてその答えを出したのかを聞くことにしています。特に途中式がない子には。
答えはあっていても、解き方が分からなければ、本番ではできない可能性の方が圧倒的に高いです。逆に途中式があっていれば、計算がおかしくてミスしている可能性が高いので、修正はできます。
数学が苦手な子は、前者のほうが多いです。そこを理解させていくことで、解く順番であったり問題そのものの仕組みであったりが分かってきます。
こちらの指導は、できないことにスポットを当てるのではなく、解き方にスポットを当てています。だから、できたことについては、嬉しいですしちょっとは重視するけど、それよりも解き方が大事だと考えています。
解き方がしっかりしていれば、同じような問題にはすぐに反応ができますからね。
それはSPコースでも一緒です。むしろ、少しレベルが高い子のほうが、自分のミスを素直に認めようとしないというか、「基本くらい分かっているわ」という考えが多いです。
上のレベルを目指すのと、プライドが高いのは全く違います。そしてそのプライドは、間違いなく上のレベルを目指すのに大きな壁となります。
上のレベルを目指すからこそ、答えではなく解き方・考え方を重視してほしいですね。はじめは分からなくても、繰り返し解いたり、質問したりして、自分の納得のいくまで理解をすることが、のちのち自分を押し上げるステップとなります。
ひとまずSPコースを受講する条件としても書いていますが、本当に点数を伸ばしたい、旭野や名東に受かりたいと思うのであれば、素直に先生の話や説明を聞き、実践し、そのあと自分流にアレンジするといいですよね。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.