中3ボーイの授業で、宿題の直しをしていたのですが、問題文を読み落としているがために間違えている問題が多数ありました。
ここまで間違えていると、逆に対策も簡単になってきます。
だいたい、どこの塾も中学に上がると英数の授業がメインになってきます。同時に、国語に対する意識が弱くなってくることは否めません。
国語はテスト前に漢字をやっておけばいいよ的な考えさえ出てくることもあります。
ただ、国語における文章読解がしっかりできていないと、他の教科で出題される長い問題文についていけないです。
ついていけないというのは、冒頭にあるように問題文を、特に最後を読み落とすことです。それにより、記号で答えるところをそのまま語句で書いてしまったり、2・4番目を抜き出すところを1・2番目を抜き出したりしてしまいます。
それって、めんどうだからと自分がくつひもを結んでいなくて、結果そのくつひもにひっかかって転んでしまうのと同じだと思うのですよね。
さらに言えば、問題を解くときには、問題文に書かれている言葉にヒントがあります。
そのヒントを見つけられれば問題を解くときに大いに役に立ちますし、文章が理解できなかったり、そもそも文章を読んでいなければ、正解にたどり着くはずもありません。
まず問題文を読み解くこと、そのためには文章の読解力を身につけること、そのためには文章を読んで「何を言っているのか」「つまりどういうことなのか」と頭の中で変換できる力を持つことです。
そうやって考えると、やはり国語ってどの教科にも通じる一番大切な教科なんですよね。