ルーツでももちろん生徒たちに伝えていますし、親御さん方からもお話をいただくことの多い「質✕量」について、ちょっと書いてみたいと思います。
先に量について、、、こちらは、言うまでもなく勉強量です。ただ、一言で勉強量と言いますが、ここにはある程度の基準があります。
それは、、、ズバリ「いつでもどこでもすぐに言えて書けるまでできるようになっている」状態です。これが基準です。
そこに達するまで量をこなすことで、結果としてついてくる実力は相当なものになります。
多くの子は、「だいたい覚えた」や、「覚えたつもり」で終わっているため、テスト本番などの緊張した場面で実力を思い通りに発揮できないです。
これが、よく言う「がんばったのに点数が取れない」パターンなんですね。
そしてそこに、もう一つの質が入ってきます。
質とは何か。ズバリ、「考え方」と「すみわけ」です。
どうやったら早く覚えられるか、目で見るのか耳で聞くのか手に覚えさせるのか、全部か。また、「この問題はこのパターンで、この問題ならこのパターンだな」という、問題によって解き方を変えることも質の一つです。
「考え方」は、簡単に言えばどうすれば最短で解き方を見つけ、できるようになるのかという部分です。このあたりを掘り下げていくと、おそらくですが”国語力”がキーワードになってきそうですね。
「すみわけ」は、上記で書いたパターンのことです。そのパターンも、まずは解き方を覚えることからスタートするのですが。
よく言われる「質×量」って、どちらかが欠けてもなかなか力が発揮しづらいのですよね。自転車の両輪だと思えば、イメージしやすいでしょうか。
量をこなすには、相応の時間と場所と集中力があればクリアできそうですが、質を高めるには、頭の中をフル回転させる、考えることが必要になってきます。
考えるには、感じたり、口に出してまとめたりして、初めて身についてくると思います。
質と量について書いてみましたが、少しでも参考になったらありがたいですね。