小1生の夏は、たしざん・ひきざんをたくさん解くことと、字を速く丁寧に書けるようにすること、この2点です。
たしざん・ひきざんは、四苦八苦していた4月のころとは別人のように、ササッと計算できるようになってきました。字は、国語の文章を書き取りすることで、漢字も含めて書いています。
プログラミングなど、デジタルものにじわりじわりと置き換わっていく現状ですが、字を書くことは不変だと思っています。
メインに教えている中学生を見ていて、点数が取れている子とそうでない子の違いはいくつもありますが、その中の一つに「字を速く書く」「正確に書く」ことがあります。
旭野や、中京、名電、名古屋など上位校に合格している子は、例外なく字を書くスピードが速いです。もちろん、点数に限らず速くキレイに書いている子もいますが。
ただ、字を書くスピードがゆっくりな子に、あまり上位に食い込むケースって多くないのです。
なにか自分の世界を持っているというか、字を書くことに一所懸命になってしまっていることが一理あると思うのですよね。
そんな中で、小1生は今日も真剣に、超集中して字を書いてくれていました。このころは、なにもかもが勉強なんです。
たくさん書くことも、たくさん声に出して読むことも、たくさん計算することも。
そして、それらをやりとげたら、大いに褒めてあげて、途中でくじけそうになったら、休み休みでも「ここまでやってみようか」「もう一息」と一緒に見てあげることです。
そうすると、いつもは元気に走り回るピカピカの1年生が、机に座ってえんぴつをにぎって集中して字を書きます。
まさに勉強に対する熱意、小1生の熱意です。
良くがんばってくれるので、こちらも嬉しいです。そうした積み重ねって、学年が進んでも「勉強なんてメンドウだからやらなーい」という考えをなくしてくれると思います。