授業をしていて、〇付けの時間にはかなり気を遣うようにしています。
塾によっては、生徒本人に〇をつけさせるところもありますので、そこは方針の違いだと思います。
ルーツでは、授業内は先生が〇を付けます。
生徒も意外と私たちの〇付けを注視していて、特に合っているか不安な問題ほど、じーっと見ている傾向にあります(笑)
それを察知して、あえてゆっくり〇をつけるわけですが、、、不安ということは、解き方も不安なんですよね。
そこで、途中式や、その答えに至る過程を本人に説明してもらいます。どう解いてこの答えになったのか。
それが答えられたら、ちゃんと考えて解いていることが分かりますし、答えられなかったら、なんとなくで解いたということです。
テストでできるには、なんとなくではやはりしんどいです。緊張感から頭が真っ白になってしまう可能性もありますから。
だからこそ、途中式を書く意味がありますし、ルーツに入りたてで途中式をあまり書かない子も、3か月も経てばみんな書くようになっています。
「どう解いたか」から正しく導いていくことで、正解にたどり着く可能性はグッと高まりますし、「こうやって考えて解いたからこの答え」が正解すると、なにより本人の自信になります。
そうした自信を集めていくことで、成績はおのずと伸びてきます。
ちなみに、この指導法で2~3か月ほどで成績が伸びてくる子は、だいたい内申点が30前後で伸び悩んでいるか、もしくは素直だけど勉強量が少ない子です。
こうした対話をしながら授業をすることで、自分自身の中で解き方が整然としてくるものなんです。
テストまで2週間、追い込みをかけていってほしいですね。