理想を追いかける

全県模試を受験する中1生に、模試過去問を解かせていきました。

しっかりと見直しをしたうえでの採点結果は80点超えでしたので、よくがんばってくれました。

模試を解いてもらっている間は、私もひっそりと反対側から文章を読んでいました。小説、論説、随筆とありましたが、その中で気になった文章がありました。

人間の動物としての特徴として、「理想を描く」ことができるというものです。

中学生の中には、すでに将来なりたい職業がある、という子がいます。今のうちから考えられているというのは、とてもすばらしいことですし、実際にその職業に就けた際には、話を聞いてみたいなとも思います。

「夢だった職業に就けたよー」なんて報告をしにきてくれると、なお嬉しいですね。

さて、生徒たちにとっての「理想」って何でしょうか。

毎日ゲームに費やす?ゴロゴロしている?外へ出て遊ぶ?

何が楽しく、どんな場面に自分がイキイキしていて、充実しているか、そんな基準であれこれ思い描いてみるといいかもしれません。

理想をいくつも描いていると、そこに向かって努力している自分が、不思議と見えてくるものなんですよね。

絵を描くことが好きな子は、それこそ何時間も没頭することができる。そうして自然とデザインに興味を持つことができるようになり、どこでデザインを学べるのか、服飾に関するデザインや建築に関するもの、車に関するものなど視野が広がってきます。

植物に興味がある子は、花や野菜などを育てることが好きで、成長具合をずっと見ていられる。ならば、植物をもっと深く学ぶにはどんな進路があるかな、進路でなかなかビビッとくるのがなかったら、アルバイトや農家さんに話を聞きに行くなんて案もありそうです。

ゲームに没頭しまくっている子なら、じゃあ最近盛り上がりを見せているeスポーツはどうか。一人で楽しみたいだけ、というなら、ほかに楽しむことができるものを見つけに行く作業自体を、楽しむことも良いです。

そうやって少しずつ将来を考えていくことで、理想を追いかける自分がいつのまにかいると思います。

みんなが思い思いに理想を追いかけ、その根っことして、理想のルーツとしてここで生徒が勉強を頑張ってもらうこと、生徒が勉強を通じて理想をたくさん思い描いてもらうことが、私たちの理想です。

少し前に、自宅から空を見たら半月がキレイでしたので、撮ってみました。ベランダの手すりが見えるのはほんの愛嬌です・・・。

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