生徒の状況を見ていて、「すぐに忘れてしまう」子がボチボチいるなぁと感じます。
わたしもすぐに忘れてしまう性格なので、よく分かります。
もちろん、勉強が苦手ですから、塾に来てくださるわけで、
一度教えてすぐにできるようになったら、塾もいらないですよね。。。
「すぐに忘れてしまう」という子は、まず教えているときに、
その子に入っていく情報量が少ないような気がします。
こちらが丁寧に、かつ熱心に10を教えたとして、その子に入っていくのは多くて3くらい・・・
そこから、思い出すという作業を組み入れることで、
忘れてしまうというところが落ち着いてくるように思います。
思い出す作業って、思いのほか大事なんですよね。
以前にも書いたような気がしますが・・・
忘れたことを思い出す作業をしていくと、忘れにくいという話を聞いたことがあります。
教わって、自分の中で気付きがあって、「そういうことか」と言ったとします。
そしたら、その後で「なんて言われたか」をしっかり思い出す作業をします。
次の問題も、その次も・・・
教わることで、問題が解けるようになり、思い出すことで、自分で解けるようになります。
たしか、脳科学者の茂木健一郎さんがよく言っていたのですが、
アハ!体験という体験があります。ご存知の方も多いと思います。
詳細はリンク先をご覧ください(笑)
思考回路が変わって、答えにたどり着く瞬間に「アハ!」となるからこんな名前なんですかね。
また、何かを思い出して、ハッとするとき・・・
すべてがつながった感を味わうことってありますよね?
わたしはわりと多いほうだと感じるのですが。。。
そういう体験って、多いほうが脳にも良いみたいですし、
すぐ忘れてしまう子にもなにか効果がありそうですよね♪
まずはちょっとしたクイズなどから、試してみるのもいいかもしれません。
塾では、そういうゲームなどをしていると、授業についていけなくなってしまうので、
本当に地道に、分かるまで、できるまで、何度でも一緒に解くようにしています。
最終的に、できるようになってもらうのがゴールですからね。
できないことに腹を立ててしまうことって、多々あるかもしれません。
よく、お母様からの話で、「わたしが教えるとできなくてつい怒ってしまう」
そんなことを耳にします。
いやいや、教えられている姿こそが、すばらしいと思いますよ。本当に。
それを塾がやってしまったら意味がないですし、任せようという気にもなりませんよね。
そうなると、できるようになるまで教えてくれる存在が必要になるはずです。
だから、わたしたちは、すぐそばで、何度でも同じように教えて、
できるようになるまで見守っています。
そうすると、やはりできるようになった喜びというものは、何事にも変えがたいです。
その喜び・笑顔が毎日見られ、成長していく姿を見るために、
何度でも必死に教えています!!
何度でも・・・Dreams come trueさんが歌を出されていますよね。
そこをちょいと意識してみました♪
ステキな曲ですね♪
10000回ダメでも、10001回目は、なにか変わるかもしれません!!
TOMORROW IS ANOTHER DAY.