保護者様と面談をする際、または新規で来られる保護者様とお話をする際、
保護者様が非常に多くおっしゃるのが、「文章理解ができないんですよ」の一言。
正直、私もずっとそうでしたので、痛いほどよく分かります。
そして、その対策として言われる「読書をする」ということ、、、
これも痛いほどよく分かります。
中学、高校まではよくマンガを読んでいました(笑)
実家が本屋さんでしたので、親戚と集まるときによく買ってもらっていましたね。
大人になり、先生をやるようになって、本を読み始めました。
最初は、イチロー選手や野村克也氏など、スポーツ選手にかかわる本。
そこから、なんとなくビジネス系の本に進出した気がします。
本を読んで、いつのまにか文章読解などの理解が深まってきたのは、
なんでかな~と原因を探っていったところ。。。
文章読解=・・・?
一つの結果としては、「文章を読むことに慣れた」ことがあるなと考えました。
たとえば連立方程式の文章題は、文章を読むだけでも一苦労な子は、なかなか解けません。
でも、文章を読む努力をふだんからしておけば、
たかだか2~3行の文章を読むことは、苦ではないですね。
そこで、気持ちに焦りが生まれるかゆとりが生まれるかが、大きな分かれ道です。
前者の文章を読むのが苦な子は焦り、苦ではない子はゆとりが生まれます。
ゆとりがあると、「どういった文章で、どうやって式を作ろうか」と考え始めます。
焦りがあると、「これはなに言ってんだ?わけわかめ」と考え始めます。
そうやって、文章題=ゆとりor焦りと脳にインプットされ、理解に影響します。
また、二つ目の結果として、「言葉の言い換え・置き換え力」ができるようになったことが、
文章読解に大きく影響してきているように感じます。
同じく連立方程式の文章題でいくと、「どことどこ」が同じことを言っていて、
「どちら」が多く、「何と何」が同じなのかを、じっくり考えるようになりました。
生徒からの質問を受けるにしても、まず問題文を読んで、どんなことを聞かれているのかを確認し、
そこから式を組み立て始めます。
言葉を言い換えることって、結構先生に必要な能力だったりするのかなと思います。
一度教えて理解できなくても、言い換えて理解してもらえることって多くあります。
それは、同じことを言っていても、少し言葉を変えることで、生徒への入り方が変わるからです。
分かりやすい先生は、必ずといっていいほど具体例を持っていますし、
教科書通り教えていても、なにか工夫があります。
塾ですから、根底にあるのは「分かりやすさ」ですもんね。
どれだけ分かりやすく教えられるかは、まだまだ勉強中の身ですし、
よりレベルアップしていくためにも、読書は欠かせないなと身にしみて感じます。
ということで、生徒にも読書を進めます。
最初は、好きなスポーツ選手や歌手の書いた本でも構いません。
小説だったら、映画化されるようなものがいいですかね。
よくCMで、「ベストセラーの本が映画化!」なんて言っていますけど、
映画を見てから本を読んでみるのも、イメージが浮かびやすくていいですよね☆
「読解力を身につけたい」と思っている方は、これをオススメします♪
TOMORROW IS ANOTHER DAY.