自信がないから書かない?

小6ボーイとの授業でのことです。
1ページ問題を解き終わり、マル付けをしていると、
ちょこちょこ消した跡がある問題がありました。

しかも、書いていれば正解・・・。

もちろん、そこは見逃しません。
「これ、なんで消したのー??」と聞くと、
「いやー、合っているか自信がなくて、消しちゃいました。」
「ちゃんと書いていたら正解だったからモッタイナイ」

こんなやりとりをしていて、気づきました。

どの教科も、自信がなかったり、苦手だったりすると、
まちがえるのがこわいから、消してしまうということを。

ときどき、合っていても消してしまうことがこれまでにもありました。
「モッタイナイ」とは考えていたのですが、
自信がないから消してしまう、まちがえているかもという怖さが、
答えを消してしまうということですね。

それに対しての、私の回答はこうです。
「書いていて間違えるよりも、書かないで間違える方が、まずいよ。」
「書いてあれば、どこにミスがあって間違えているのかが見つけられる。」
「でも、書かなかったら、どこにミスがあるのか、
ちゃんと考えたのか、理解しようとさえできない。」
「そうなると、教えられる知識も少なくなってしまうんだ。」

本人なりに響いてくれたのか、その後はとにかく答えを書いてくれました。

塾で間違える分には、まったくもって問題ありません。
大切なのは、どこで間違え、どこを直せば答えに行きつくかということです。

だから、「間違えるとこわいから答えは書かない」が一番ダメです。

考えるという力を身につけるためにも、自分なりにまず解いてみて、
間違えた問題を、一緒に解決していくようにしています。

そうやって一つ一つ解決していけば、力はついてきます。

TOMORROW IS ANOTHER DAY.

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